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中国系米国人、中国侵略日本軍の罪証を再び寄贈

米ニューヨークから南京まで、広大な太平洋を横断する長距離飛行を経て、12時間の時差を経験し、中国系米国人の魯照寧氏は、南京への望郷の情を胸に抱きつつ、自ら集めた抗日戦争史料を寄贈するため、中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館(江東門記念館)を訪れた。12日午前10時、寄贈式が同館で執り行われた。魯氏が記念館に貴重な史料を提供するのは、これで7回目となる。中国新聞網が報じた。

今回寄贈された品は、魯氏がネットオークションサイト「イーベイ(eBay)」で探し、落札した抗日戦争に関する史料だ。内訳は、中国侵略日本軍による細菌戦(化学戦)、海外からの中国支援、「慰安婦」など関連問題に関する史料128件、コピー資料17件、書籍30冊。

「これらは全て、罪深き爪痕であり、痛ましい教訓であり、歴史の目撃証言だ。世界にたった一つしかない歴史文化財もあり、戦争の醜さを暴く上で極めて価値が高い」と話す魯氏は、常にこのような使命感に突き動かされ、余暇の時間のほとんどを史料の収集に投じている。

2004年から十年あまり、魯氏はネット上で南京大虐殺に関する文化財資料を探し求めてきた。ネットオークションは、その主要ルートで、海外サイトで売り手からオークションで競り落としては、次々と南京へ寄贈し続けている。

抗日戦争に関する文化財を収集することは、今では魯氏が担う天命・責任となった。魯氏は、「旧日本軍が中国で起こした罪深い暴行について、後世の人々にその事実を伝えていかなければならない」と話した。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年5月13日

 

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