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南京農業大、必修科目に「ダイエット」開設 痩せると単位取得

 

南京農業大学の必修科目に「ダイエット」が加わり、単位取得が必要となった。前学期から「体育ダイエット」を必修科目にしたのは同大学の体育学部。この授業の対象者は過体重の学生だけで、参加前には体重測定が行われる。単位を取得できるかは、「ぜい肉をどれだけ落とせるか」にかかっているという。現代快報が伝えた。

授業に参加できるのは過体重の学生だけ

この授業を担当する教師・周全富さんは取材に対して、「今学期は約50人の申し込みがあり、最終的に36人が選ばれた。参加前に、体重と身長の測定を行い、ボディマス指数(体重《キロ》 ÷ { 身長《メートル》 × 身長《メートル》} )が30かそれ以上の学生だけ参加できる」と説明した。

また、授業開始前、参加する学生の「適性」を確保するため、周さんは各学生のウエストや血脂、身長、体重などもチェックする。

昨年10月、同授業が始まり、周さんは、申し込んだ学生のボディマス指数を測定し、ダイエットのために、学生の必要に応じたカリキュラムを設定した。授業は毎週3—4コマで、計6週間続いた。

1コマ90分の授業で、学生はジョギングやマラソンなどの有酸素運動のほか、腹筋や腕の運動などもする。もちろん、学生は自分の状況に応じてその内容を調整することができる。

周さんは、「課外授業」も設定した。まず、自分で学校近くの下馬坊公園や紫金山緑道などに行き、有酸素運動をする時間やルートなどを決めた。そして、階段を登ったり、マラソンをしたり、公園でジョギングしたりしながら、新鮮な空気を吸ったり、美しい風景を楽しんだりして、楽しくダイエットできるようにした。

周さんが研究しているのはスポーツ人体科学で、体育の授業をする中、肥満の学生が増えているほか、スポーツテストに合格できない学生も増えていることに気付いた。「懸垂やマラソンなどのスポーツテストにおいて、肥満や過体重の学生が合格するのは難しく、単位が取得できないだけでなく、本人も自信を失っていく。学生の生理的健康、精神的健康が影響を受ける。それまでの授業の方法を見直し、学生が積極的に授業に参加して、身心共に健全に発展してほしいと思った」と周さん。

同授業に参加する呉剣さんは取材に対して、「ダイエットの授業では、みんな同じような体型なので、学生は劣等感を感じる必要はない。この斬新な授業により、運動のおもしろさを感じることができるだけでなく、体型も良くなり、自信を取り戻すことができる」と話す。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年5月24日

 

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