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国家体育総局、2025年に氷雪産業の市場規模が1兆元になる見通し

 

国家体育総局は2日、「冬季スポーツ発展計画(2016-2025年)」および「全国氷雪スポーツ施設建設計画(2016-2022年)」を発表した。これによると、全国の氷雪関連産業の総規模は、2020年に6000億元(1元は約15.4円)、2025年には1兆元に達する見通しだという。 新華社が報じた。

「冬季スポーツ発展計画(2016-2025年)」は、氷雪スポーツの「南部発展・西部拡大」戦略の全面推進を大々的に打ち出し、「2エリアによるリード・3エリアによる協力・多地点による補充」という発展構造を形成する構えだ。エリア別の具体的な計画は次の通り。

○北京・天津・河北エリア:ハイレベルで総合性のある国際スポーツ大会の開催に適する施設を複数建設する。

○東北エリア:現有の施設をベースに規模を拡大し、品質を高め、氷雪スポーツ施設の建設を段階的に推し進めていく。

○華北・西北エリア:健康・レジャーを目的とする、複数の氷雪スポーツ施設を重点的に建設する。

○南西・華東エリア:エリア内の氷雪資源を活用し、氷雪スポーツ施設を建設する。

○南方都市エリア:複数の室内スケートリンクを建設する。

また、同計画は、「学校における氷雪計画」も打ち出し、政府による手配という形で、スポーツ教育イベントなどを開催する。さらに、2018年までに「氷雪スポーツの学校教育ガイド」の編纂を終え、2020年までに「学校冬季スポーツ科目専業・兼業教員」を5千人育成する計画で、全国で冬季スポーツを特色とする小中高校は、2020年に2千校、2025年には5千校に達する見通し。

同計画によると、氷雪スポーツの普及度を高める目標として、2025年までに、「全国で5千万人が競技用の氷雪スポーツに参加する」「3億人がレジャーとして氷雪スポーツに参加する」という発展目標の達成のために尽力する。

「全国氷雪スポーツ施設建設計画(2016-2022年)」によると、2022年までに、全国のスケートリンク数は650ヶ所、スキー場は800ヶ所、雪道の総面積は1億平方メートル以上、雪道の総距離は3500キロメートルに、それぞれ達する見通し。条件が整っている学校に対して、スケートリンクの建設を奨励する。市内の常住人口が50万人以上の都市については、各地の状況に応じ、公共スケートリンクを建設するよう奨励する。能力のある都市に対しては、最小でも61メートル× 30 メートルの大きさのリンクを擁する施設を建設するよう奨励する。(編集KM)

 

「人民網日本語版」2016年11月8日

 

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