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「空の巣青年」問題が深刻化する一線都市

 

「空の巣老人」に続き、「空の巣青年」も、今や決して軽視できない社会問題となっている。統計データによると、2015年、全国の独身世帯の割合は12.45%に達し、一人暮らしの若者(20-39歳)は2千万人を上回った。婚活サイト「世紀佳縁」がこのほど発表した「520尋愛ビッグデータ」によると、この1年間、配偶者探しという明確な目的で同サイトに会員登録をしたユーザーのうち、北京に住む独身者の数が最も多く、広州と上海がこれに続いた。北京日報が報じた。

2015年末の時点で、中国の独身者は計2億人を上回り、結婚適齢期人口の18.9%を占めた。この割合は、2013年(14.8%)を4ポイント上回り、なお上昇傾向が続いている。この1年間に「世紀佳縁」に会員登録をしたアクティブユーザーのうち、地域別の女性ユーザー数トップ3は順に、北京・広東・上海で、男性ユーザー数トップ3は北京・広東・河南だった。年齢層別にみると、男性ユーザーは1985-1990年生まれが多く、女性ユーザーは1990-1995年生まれが多い。この年齢層は、一般的には、すでに晩婚に突入したと見なされている。分析によると、一線都市は、豊かな教育資源や創業資源を要していることから、自分の夢を実現できる唯一の場所であると考えている人が多い。だが、仕事上や生活上のストレスに直面した彼らにとっては、恋愛は「ぜいたく品」のような存在となっている。(編集KM)

 

「人民網日本語版」2017年5月22日

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