2009年3月19日、任意団体(NPO法人準備中)「日中国際親善協会」は、名古屋市内の研修室で勉強会「日中友好のカタチ」を開催した。愛知県内の日本の大学生と20代の若手社会人、約20人が参加した勉強会が開かれるのは、団体として今回が初となる。
「日中国際親善協会」は、日本と中国の学生や若手社会人など青少年を主な対象に、友好の架け橋となる団体を目指す。「人民中国」誌の支援を受けながら今後は、日本と中国の人的交流や四川大地震・学校再生プロジェクトの支援、上海万博の支援企画、勉強会、イベントなどを予定している。
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日中国際親善協会の愛称は「チャイナル!日本」、【チャイナ】(China)ともっと仲良くナ【ル】、という意味を表現している |
中国に関心のある日本(中部地区)の若者たちが多数集まった会場 |
当日は特別講師に、名古屋外国語大学の浅川健次客員教授が「これからの中国との付き合い方」をテーマに講演。新聞社の香港、北京特派員としての勤務経験から、「中国人は誇り高く、心が深い。現在はインターネットの普及で若者が様変わりしているので、新しい感覚で今の日中間を見ないといけない」と日中交流のポイントを、ジャーナリストの視点を交え、分かりやすく説明した。参加者は講師の話に熱心に聞き入っていた。
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中国理解度を高めたグループでの意見・情報交換会 |
浅川健次・名古屋外国語大学客員教授の特別講演 |
会の後半には「中国のココが気になる」をテーマに、3つのグループ内で多彩な意見交換が繰り広げられた。閉会後は中華料理レストランにて、懇親会も行われた。参加者の20代社会人男性は「日中の将来や、来年の上海万博のことが気になる。これからも勉強会を継続してもらい、中国の若者との交流会なども開いてほしい」と今後の活動に期待を寄せていた。(文=岡田紘幸・写真=近田全史)
人民中国インターネット版 2009年3月24日
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