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「笹川杯日本知識クイズ大会2009」が閉幕

文・写真=孫立成

日本科学協会の主催、日本財団の特別協賛、全日空(ANA)と人民中国雑誌社の協賛による「笹川杯日本知識クイズ大会2009」が10月22日、閉幕した。30余校から約90名の日本語専攻の大学生が今回のクイズ大会に参加し、華東地域では南京大学チーム、東北地域では黒竜江大学チームと団体優勝を勝ち取った。また、各競技地域の個人優勝を勝ち取ったのは、蘇州大学の王珏瑶さんと遼寧大学の王翔宇さんである。すべての優勝者は、2010年1月下旬、8日間の日程で日本を訪問する予定である。

連続で団体優勝をかざった南京大学を表彰する尾形武寿・日本財団理事長(右から1人目)と張学光・蘇州大学副学長(左から1人目)

団体優勝となった黒竜江大学チームに賞品を授与する張政文・黒竜江大学学長と賞杯や訪日招待状を手渡しする尾形武寿・日本財団理事長

団体優秀賞を表彰する伊藤隆・日本科学協会常務理事(左から1人目)

個人優勝者を表彰する王英春・黒竜江人民対外友好協会副会長(左から1人目)と大島美恵子・日本科学協会会長(右から1人目)

クイズ大会の全過程を見守った尾形武寿・日本財団理事長は、「中国の順調な発展には若者の力が必要です。日本知識クイズ大会を開催する主な目的は、両国の新たな協力関係の構築と世界の平和的発展のためです」と語った。

張学光・蘇州大学副学長に図書寄贈書を贈呈する大島美恵子・日本科学協会会長

中国海洋大学を表彰する潭仁祥・南京大学学長補佐(左から1人目)

大島美恵子・日本科学協会会長は、「笹川杯日本知識クイズ大会」のこれまでの経緯と発展について「6年を経て、対戦の形式、クイズ問題の内容、大会の規模など様々な点において、大きな発展を遂げました。また、学生たちの日本に対する理解も深まっています。本活動は、学生たちの日本に対する理解を促し、理解を通じて友好を深め、中日友好の発展に大きく貢献するものであると信じています」と語った。

選手を称える学生たち

黒竜江大学で開幕した東北地域の「笹川杯日本知識クイズ大会」

日本財団は、日本最大の公益団体であり、世界有数の慈善団体でもある。その中国における事業としては、中国の学生や青年軍人、医療従事者、地方公務員の訪日研修や訪日交流に対する資金的援助などがあり、また、中国の日本語学習者や科学研究従事者に対する奨学金プログラムも多数設定している。

閉会の辞を述べる尾形武寿・日本財団理事長

日本財団と日本科学協会一行と会見する陸俊秀・蘇州市人民政府副秘書長

日本科学協会は、1999年から中日文化交流に取り組んでおり、「笹川杯日本知識クイズ大会」も、日本科学協会が中国の大学に展開している図書寄贈事業の一環として2004年に開始した事業である。現在、同クイズ大会は日本科学協会の対中交流事業の重要なプロジェクトのひとつとなり、東北地域と華東地域で毎年開催されている。

日本科学協会一行、日本財団一行、共催単位、華東地域のクイズ大会参加者たちの集合記念写真

 

人民中国インターネット版 2009年10月30日

 

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