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「笹川杯作文コンクール2009──感知日本」訪日紀行

 

未来を見つめステージを築く

1月27日、訪日団は日本財団と日本科学協会を特に訪問した。笹川陽平および大島美恵子両会長は、それぞれ学生たちとなごやかに交流した。笹川会長は、面談のなかで特に、中日の未来は青年たちの肩にかかっている、中国の青年のなかに知日派が増えることを希望する、と述べた。談話は中国の学生たちにとって大きな励みとなり、主催者の中日両国交流の促進にかける深い思いを感じさせた。

日本財団の笹川会長、日本科学協会の大島会長と訪日団の記念写真

訪問終了後、両会長は、特に弊社の取材に応じた。二人は、中国には、多くの日本語を学ぶ学生がいる、学んでいるからには、その成果を披露することで励みとなるものが必要である、と述べた。また彼らの文章は、中国で広められ、多くの人に日本を知ってもらうべきである、と述べた。

日本科学協会は、2004年から現在まで、中国の華東および東北地区において13回の「日本知識コンクール」を行っている。2008年には、人民中国雑誌社、日本科学協会、中国青年報の共同主催による作文コンクールを加え、優勝者の訪日による大学生たちの自由な交流を強化している。日本科学協会は、1999年より中国の27の大学および1研究機関に対し、図書の寄贈を行い、それは約240万冊にものぼる。

広島、京都の旅

1月28日から30日にかけて、訪日団は広島と京都を訪問した。一同では広島では平和記念公園、原爆跡地を参観し、衝撃を受けた。「この場所は、ほかのどこよりも平和を祈っているように思います。戦争の一番の被害者は庶民です。平和のために私たちはしっかり自己をみつめ、みなで私たちの故郷を守らなければなりません」と訪日団の一人は言う。

孔子学院の教職員、生徒との交流

京都では、立命館大学を訪問した。同校は、孔子学院の日本における第一号であり、多くの学生がここで中国語を学んでいる。交流のなかで、多くの日本の学生たちは、中国がとても好きで、学んだ中国語は仕事の現場で生かせるだろう、と語った。一同はまた金閣寺と清水寺を参観した。

旅の終わりの感謝

訪日団一行を見送る伊藤隆理事

短い8日間の訪日だったが、訪れた学生たちは、深い印象と美しい思い出を得た。最後に私は、訪日団一同を代表し、特別賛助を提供してくださった日本財団の笹川陽平会長、日本科学協会の大島美恵子会長に感謝したい。日本財団の尾形武寿理事長の設けてくださった訪日団一行が舌鼓をうった日本料理、伊藤隆理事が東京から大阪まで特に訪日団を送ってくださったこと、全日空の小林弘杏氏による全日空の飛行機整備工場の参観、全日程に同行し、私たちを誠心誠意で面倒をみてくださった顧文君さん、宮内孝子さん、吉田玉果さん、陳燕民さん、浅山さんに深く感謝したい。最後に、今後も多くの若い人々が交流の機会を得ることを希望したい。

 

 

人民中国インターネット版 2010年2月25日

 

 

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