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中医学 日本ではひそかなブームに

 

日本で広がる中医学

東京衛生学園専門学校は、中国留学経験者を教員に採用して、日本国内でもっとも早く中医学の鍼灸教育を取り入れた。北京中医学大学に9年間留学した瀬尾港二院長は、もう一度、中医学を日本にきちんと導入したい、中医学の良さを認知させたいという思いで、中医学教育を始めた。

瀬尾先生によると、日本の伝統医学は中国から伝わったのだが、江戸時代の鎖国で人的交流がなくなったため、日本の医学と中医学の間には、それ以降違いが生じ始めた。

中医学は「陰陽五行」を基本として、宇宙の体系について考える学問で、「人間も小さな宇宙である」と考える。その人の体と陰陽の状態が治療方法を取捨選択する根拠となる。

推拿の臨床研修中の学生たち 鍼灸臨床実習施設の瀬尾院長

ところが、日本に入ってきた後、そうした考えは机上の空論だとみなされ、ある一派が「陰陽五行」の不要を主張して、日本の漢方学は以後、「人が風邪をひいたら、葛根湯を飲ませる」など、「この症状にはこの薬」という考え方を中心に進められてきた。

近年、日本では西洋医学者であるが、中医学も勉強しようと考える人が増えている。中医学はすでに世界的に認められ、活用されている上に、西洋医学では解決不可能なことでも、中医学なら、解決可能な場合があるからだ。

「しかし、今、日本の漢方は間違った使い方がされている例も多く、中医学の再学習と再認識が必要だと思う」と瀬尾院長は語る。

今年8月には中医学会も設立する予定だ。中国留学者たちとその教え子たちが中医学交流会を頻繁に開催し、年一回の大規模な学術会議を開催するのが目標だ。  瀬尾先生は、「今の段階で、会員数はすでに150名前後も集まっています。これから系統的な研修と交流のシステムを構築したいと思っています」と語ってくれた。

 

人民中国インターネット版

 

 

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