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雲南大学に対する図書寄贈式などを開催

 

日本科学協会(会長:大島美恵子)は、12月4日、中国雲南省昆明の雲南大学で、同大学との共催により図書寄贈式を挙行した。

 

左から右へ、雲南大学図書館万永林副館長、国際文化フォーラム内藤光行常務理事、講談社北京文化有限公司白石光行総経理、雲南大学の肖憲副学長、日本科学協会大島美恵子会長、雲南大学楊澤宇副学長、日本財団尾形武寿理事長、日本科学協会中村健治常務理事

 

日本科学協会大島美恵子会長、日本財団尾形武寿理事長、講談社北京文化有限公司 白石光行総経理、国際文化フォーラム 内藤光行常務理事、雲南大学肖憲副学長、楊澤宇副学長、学生・教職員など日中関係者約100名が一堂に会する中、日中緊張状態における民間文化交流の意義と重要性を再確認した。

 

あいさつをしている講談社北京文化有限公司の白石光行総経理(左)

雲南大学のキャンパスを見学する日本財団の尾形武寿理事長(左端)

 

同協会は、日本財団の全面的な支援を受け、1999年から日本の出版社、企業、大学、個人などから提供された図書を中国の大学などに寄贈する事業を実施し、日本理解の深化と日中文化交流の促進を図ってきた。これまで14年間で中国の寄贈対象となる38大学などに313万冊を超える図書を寄贈してきたが、このうち雲南大学への寄贈は約14万8000冊である。

 

雲南大学の楊澤宇副学長(右)が日本科学協会の大島美恵子会長(左)に感謝のプレートを贈呈した

 

また、この寄贈式に併せて、講談社が、講談社北京文化有限公司および国際文化フォーラムを通じて同協会に提供し、同協会が、中国国際贈書センターおよび上海海事大学の協力を得て、中国の大学に寄贈する約1万冊(うち、雲南大学寄贈:1160冊)の図書の寄贈式も挙行された。

 

雲南大学肖憲副学長(右)が講談社北京文化有限公司の白石光行総経理(左)に感謝のプレートを贈呈した

 

寄贈式に続いて、日本科学協会会長と日本財団理事長による特別講演が開催された。大島会長は「日本の近代化における蘭学の役割」というテーマで、尾形理事長は「日中民間交流について―日本財団の対中国交流事業―」というテーマで講演を行ったが、会場に詰めかけた日本語学部の学生や教師約80名は、様々なエピソードや実例が盛り込まれた貴重な講話に聞き入っていた。

 

講演をしている大島美恵子会長
講演に耳を傾ける雲南大学の教師と学生たち 講演をしている尾形武寿理事長

 

講演後には、活発な質疑応答が行われ、盛況のうちに講演会は終了した。

 

図書寄贈式後、全員による記念写真

 

 

人民中国インターネット版 2013年12月9日

 

 

 

 

 

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