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佐賀市と札幌市で中国無形文化遺産観光ウィーク開催

 

 

中国国家観光局駐日本代表処と東京中国文化センターは、ユネスコの無形文化遺産に登録されている中国の書や篆刻(てんこく)の魅力を紹介する特別展を佐賀市と札幌市で開催している。開催会場では、著名芸術家による篆刻や書の実演なども行われ、日本人が中国の文化を理解し、中日両国の文化観光交流が促進され、中国と日本各地との関係が強化されることが期待されている。人民網が報じた。

 

 

佐賀県立美術館では8日から13日までの6日間、中国無形文化遺産観光ウィークin佐賀 墨韻唐風 -中国書道特別展-が開催され、陝西省書法家協会の李成海・副主席を筆頭とする中国の作家からなる訪日団の書約160点が展示されている。8日に開催されたオープニングセレモニーでは、中日両国の書家による書の実演などが行われ、中国駐長崎総領事館の李文亮・総領事や中国国家観光局駐日本代表処の張西龍・首席代表、佐賀県の坂井浩毅副知事などが駆けつけた。

特別展に合わせて、同県内ではさまざまなイベントも開催されている。例えば8日、中国戯曲学院の教師や学生が、多くの地元市民の前で、中国の伝統的な演劇・戯曲や中国の伝統的な楽器を使った演奏を披露した。特筆すべきは、イベントには多くの日本の学生も参加していることだ。一部の学生は、課外活動として書道の練習に励んでおり、中国の書家との交流を行った。

 

 

一方、札幌市民ギャラリーでは9日から13日までの5日間、中国文化観光ウィーク「大方無隅」現代中国篆刻書道作品展が開催されている。同作品展は、北海道日中友好協会創立50周年記念行事の一環だ。9日に開催されたオープニングセレモニーには、張首席代表のほか、中国駐札幌総領事館の滕安軍・総領事、東京中国文化センターの石軍センター長、北海道の高橋晴美知事、北海道日中友好協会の青木雅典会長などが駆けつけた。

中国の篆刻を主とする同作品展では、中国国家画院書法篆刻院の曾翔・秘書長を筆頭とする16人の芸術家の篆刻や書約300点が展示されている。オープニングセレモニーでは、参加した芸術家が篆刻や書の実演を披露し、来場者と交流を行った。ある札幌市民は、中国の芸術家から篆刻を贈られ、「中国の伝統的な文化にとても興味を持っている。中国の芸術家たちの作品には感動を覚える」と語っていた。

 

 

「人民網日本語版」より 2014年4月

 

 

 

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