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渋谷区の中学生訪中団が北京でホームステイ

 

 

文・写真=孫雅甜

 

中国の伝統手工芸の影絵をプレゼントとして倉橋優亜さんに贈る北京月壇中学校の馬一寧さん(右)

 

 

北京市人民対外友好協会の招待により、東京都渋谷区日中友好青少年訪中団の一行10人が7月31日から8月6日にかけて北京市と上海市を訪問し、友好交流を行った。

8月1日、訪中団はその後2泊3日にわたるホームステイの受け入れ先となる北京市月壇中学校の生徒たちと交流し、互いにプレゼントを交換し、夢を語り合い、互いの国や文化について理解を深め、友情を示し合った。

 

月壇中学校の張文生校長

 

月壇中学校の張文生校長は訪中団を歓迎し、「青少年交流は北京市西城区と東京都渋谷区による重要な友好活動の一環で、中日関係が芳しくない時こそ、民間交流を強めるべきです」と語った。

同訪中団は、渋谷区の中学校7校から選ばれた2年生と3年生、合わせて10名で構成された。団長を務めた渋谷区立上原中学校の紅床直也校長の話によると、訪中団の生徒たちは皆中国に行きたいと自ら希望したのだという。「中日関係は今、困難な時期にありますが、子供たちはやはり中国を知りたい、この目で中国を見てみたいと思っているようですね。若い世代の交流はとても大切です」と紅床校長は語った。

 

団長を務めた渋谷区立上原中学校の紅床直也校長

 

馬一寧さん(14歳)は倉橋優亜さんを受け入れるホストファミリーだ。二人は出会ったばかりなのに、すぐに楽しそうに会話を弾ませていた。一寧さんは、中国の伝統手工芸の影絵をプレゼントとして優亜さんに贈り、「ぜひ友達になりたい。今後日本にも行ってみたい」と言った。交流会現場に来ていた一寧さんのお父さん馬学忠さんの話によると、一寧さんは日本人ゲストが来るのをとても楽しみにしていたという。「この年齢の子供たちは、言葉が通じなくても一緒に遊べます。親として彼女のやりたいことをすべて応援していきたいです」とお父さんは暖かい目で2人の子供を見守っていた。

 

馬一寧さんと倉橋優亜さん(右)

 

渋谷区日中友好青少年訪中団は1998年に結成され、2年ごとに渋谷区の生徒たちが訪中して交流活動に参加している。今回を含めてすでに8回の訪中活動を行い、合計73名の生徒が中国を訪れた。

北京市月壇中学校は、中国で唯一日本語を第1外国語として教えている公立中学校で、1972年に日本語クラスが開設された。毎年、約1000人の日本人生徒が月壇中学校を訪れて交流を楽しんでいる。

 

人民中国インターネット版 2014年8月6日

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