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10周年迎えた日本映画週間

 

 

文・写真=井上俊彦

 

 

団長の栗原小巻さんや上映作品の監督、俳優らに加え、人気ゆるキャラのふなっしーもオープニング・セレモニーを盛り上げた

 

 

6月14日、第18回上海国際映画祭正式イベント・日本映画週間のオープニングセレモニーが、上海市徐匯区の上海影城新衡山店で行われた。日本映画週間は、東京国際映画祭正式イベントの中国映画週間と相互乗り入れで行われているもので、今年は第10回という節目を迎えた。

セレモニーでは日本映画週間実行委員会理事長で女優の耿忠さんがあいさつに立ち、両国関係にう余曲折のあった10年間、途切れることなく映画週間を開催するため努力を重ねてきた関係者に謝意を表すと、満員の観客から大きな拍手が起こった。続いて、上海日本総領事館の小原雅博総領事、上海電影公司の任仲倫総裁、日本映画週間代表団の団長で日中文化交流協会副会長の栗原小巻さんらが映画を通じた交流と協力の大切さを訴えた。その後のフォトセッションでは上映作品の監督、俳優らに交じって、人気ゆるキャラのふなっしーも登場して場を盛り上げた。

今年はオープニング上映の『マエストロ!』など、日本でも昨年末から今年前半にかけて公開された最新のヒット作ばかり7作品が上映され、ほとんどの上映回次のチケットが発売と同時に完売した。また、上海国際映画祭では日本映画週間以外でも多数の日本映画の新作が上映されただけでなく、昨年亡くなった高倉健さんの出演作品の特集上映が行われ、こちらもチケット入手が困難なほどの人気だった。

さらに、日本映画週間のイベントの一環として、今回上映された日本映画のロケ地とその物産を紹介する「映画の旅」展示会が長寧区にある上海高島屋5階の特設会場で6月10日から23日までの日程で開催、12日に行われたゲストを招いての交流イベントには300人以上のファンが詰めかけ大盛況だった。

 

 

人民中国インターネット版 2015年6月16日

 

 

 

 

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