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中日両国の大学生が関係改善を真剣討論

 

文・写真=呉文欽

 

 

 

去る8月16日、東京外国語大学の学生団体「京英会」主催の日中青年交流討論会が、東京国立オリンピック記念青少年センターで行われ、「日中両国の対日・対中感情をよくするためには?」をテーマに、両国の学生28名が5組に分かれてディスカッションを行い、最後に各組の日本人代表1名と中国人代表1名が総括発表した。「京英会」は東京と北京に本部を置き、民間レベルの日中友好促進に力を入れており、今回の討論会は毎年恒例の「日中相互訪問プロジェクト」の一環として開催された。

 

 

参加者の一人、中国人民大学日本語学科の林雨墨さんは、今年共立女子大学留学を機にプロジェクトに参加。討論会について「お互いの考えを直に知るいい機会だった。中国の若者は今の日本への理解を深めるべきだし、日本の若者はもっと近代史を勉強し、時事問題に関心を寄せるべき。そんなお互いの努力があってこそ、本当の意味での相互理解が可能になる」と語った。

 

 

今年から「京英会」の代表を務める宇佐美希さんは「国民感情が悪化しているからこそ、たゆまぬ努力で日中の未来を担う若者の交流を地道に進めるべきだと思う。『日中相互訪問プロジェクト』はすでに5年目を迎えたが、今後も若者の交流のプラットフォームとして、引き続き活用していきたい」と継続の意義を訴えた。

 

 

 

人民中国インターネット版 2015年9月9日

 

 

 

 

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