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現代美術の粋を一挙公開

 

 

 中国最大規模の現代美術の展覧会である「全国美術展2014」の受賞作を厳選した「百花繚乱 中国リアリズムの煌(きら)めき」が、2月25日から東京の日中友好会館美術館で開催されている。

 「全国美術展」は中華人民共和国文化部、中国文学芸術界連合会、中国美術家協会の主催による中国国内で最も権威ある展覧会。1949年の中国建国以来5年に一度開催されており、2014年12月の第12回には中国全土から各ジャンルのアーティストが参加、約2万4000点の作品から優秀作576点が選ばれた。

 

今回、日本で行われている展覧会には、入賞を果たした中国現代美術作品から日本側主催美術館の担当学芸員が厳選した中国画、油彩画、版画、水彩画、彫刻などの一般によく知られたものから、アニメーション、立体、中国では絵画として認知される漆画(しつが)まで、バラエティに富んだ作品76点が展示されている。また、東京以外でも奈良県立美術館、長崎県美術館、福岡アジア美術館などの各県や市の美術館、博物館で巡回展が行われる。日本で中国現代美術の最高峰を鑑賞できる貴重な機会として、大きな注目を集めている。

 

東京で2月25日に行われた開幕式と内覧会には、中国側主催者から工筆画の大家、何家英・中国美術家協会副主席をはじめ、展覧会出品者も来日。また、ギャラリートーク、メディアや美術館関係者向けの座談会や、古筝(こそう)とピアノのミニコンサートなども行われ、会場に華を添えた。東京での展示は4月10日までとなっている。

 

人民中国インターネット版 2016年3月18日

 

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