日本中国文化交流協会の創立60周年を記念する感謝と祝賀の会が4月25日に東京で開かれ、在日本中国大使館の程永華大使、日本中国文化交流協会の黒井千次会長ら中日各界から約100人が出席した。同協会は1956年3月23日に創立された、日中友好７団体のうちのひとつ。

黒井会長は挨拶の中で、同協会の60年間の発展の歴史を振り返ったのち、協会が中日両国の国交と民間友好交流において果たした積極的な役割を説明、今後も困難を克服し、両国の民間友好交流の発展を促進し続けていくという決意を述べた。

程永華大使は創立60周年への祝辞のあと、中日両国の民間交流に長年熱心に取り組んできた同協会の関係者に感謝の意を表した。また「同協会は中日両国の民間交流の先駆けで『民間が先行し、民で官を促す』重要な役割を果たしてきた」と、長年にわたっての民間交流に貢献した協会と協会員の功績をたたえ、「中日両国の文化が相通じ、文化交流を進めることで国民の相互理解増進と両国関係改善において『事半ばにして功倍する』役割を果たすことができる。協会が今後も両国民間の友情と信頼の増進に力を尽くすことを願う」と希望を述べた。あいさつのあと、程大使、黒井会長、河野洋平・日本国際貿易促進協会長、女優で日本中国文化交流協会の副会長を務める栗原小巻さん、映画監督の篠田正浩さんが登壇し、池辺晋一郎理事長の音頭で乾杯した。

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