現在位置: 中日交流
漢字がテーマの特別展 世界初公開の国宝級も

 

文=王朝陽 写真=王朝陽・呉文欽

 

18日に行われた開会式で、兵馬俑の胸に刻まれた漢字に見入る来賓

東京富士美術館、毎日新聞社、中国人民対外友好協会、中国文物交流中心、日中文化交流協会主催の、漢字の変遷をたどる特別展「漢字三千年-漢字の歴史と美-」の開会式が、10月18日に東京の東京富士美術館で行われた。

 

 宮殿の屋根の軒先などを飾るための軒丸瓦 前漢  関所通行の免税証明のためにつくられた金節 戦国 国家一級文物

 

開幕式には程永華・駐日本中国大使、戸思社・中国人民対外友好協会副会長、原田稔・東京富士美術館名誉館長など約400人が出席した。王軍・中国文物交流センター主任は「本展は日本初の漢字をテーマとする文物展で、日本の皆さんに漢字の魅力を存分に感じていただけると確信している」とあいさつした。程大使は「漢字が中日友好のもう一つの『金の橋』となり、関係発展が図られることを心から願う」と希望を述べた。

 

 官吏に与えられた銀印 漢 国家一級文物  「君幸酒」と書かれた漆の耳杯(酒盃) 前漢

展覧会は12月4日まで行われ、最古の漢字といわれる甲骨文字や、世界初公開の胸の部分に漢字の刻まれた秦の兵馬俑(へいばよう)、東晋時代の書家・王羲之(おうぎし)の拓本など、国家一級(国宝級)文物23点を含む漢字の歴史と美を代表する文物約110点が展示される。

 

 

場所:東京富士美術館 東京都八王子市谷野町492-1 

開館時間:午前10時~午後5時(月曜休館) 

入館料:大人1300円、高校・大学生800円、小中学生400円 

問い合わせ:東京富士美術館 (042・691・4511)

 

 

1   2   3   4   >>  

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。 京ICP備14043293号
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010)6831-3990  FAX: (010)6831-3850