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天津からやってきた京劇の華が
梅雨の日本に花開く

資料提供=NPO法人京劇中心 写真=風間久和

 

 

6月21日から東京で行われる天津京劇院の公演「楊門女将2017」の前売りが2月18日から始まった。

「戦う女性の愛と悲しみ」をテーマに行われる今回の演目は、北宋・仁宗皇帝の時代の物語だ。周辺国の度重なる侵略のため、武門の誉れ高い楊家一族は勇猛な武将を多く失い、遺族は女性ばかり。いくさは止まず、楊家一族の女性たちは晴れ着から鎧に装いを変え、武将となって出陣する。知力と武力を総動員して運命に立ち向かう女性たちを描いた本作は、歴史に実在する楊一族の物語をもとに芝居や講談で採り上げられているうちに、現在の形になったという。色鮮やかな甲冑に身を固めた楊家の美女が勢揃いするあでやかさは、京劇の中でも白眉とされ、甲冑の衣装と立ち回りで観客を魅了する主人公の穆桂英は、京劇女優にとって最も難しい役柄とされる。穆桂英を演じるのは、国家一級俳優で天津京劇院実験団団長の王艶。良妻賢母を多く演じる「青衣」と、「青衣」に立ち回りを加える「花衫」を役どころとしている名優だ。

公演は6月21日から29日の東京公演を皮切りに、大阪、名古屋でも公演が予定されている。公演概要は以下の通り。

【東京公演】

6月21日〜6月29日(11回公演) 東京芸術劇場プレイハウス

【大阪公演】

6月30日(2回公演) NHK大阪ホール

【名古屋公演】

7月2日 愛知県芸術劇場 大ホール

* 前売りはチケットぴあ、ローソンチケット、イープラス他で販売中。

* 問い合わせ 京劇公演事務局(楽戯舎内) 03-5281-8066/0120-80-5560 

* HPアドレス http://www.nikkei-events.jp/

 

 

 

 

 

 
 
人民中国インターネット版 2017年2月24日

 

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