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無錫のサクラ満開 今春最も美しい風景

2017年無錫中日桜友誼林 建設30周年記念イベント開催

文・写真=王浩

 

黿頭渚公園のサクラ 夜桜

 

 3月27日、無錫中日桜友誼林建設30周年記念イベントが盛大に開催され、中日両国の政府、友好都市、友好協会、交流団体の代表と関係者の約300人が記念大会に参加した。無錫市の汪泉市長、中国対外友好協会の宋敬武副会長、駐上海日本国総領事館の片山和之総領事、兵庫県明石市の泉房穂市長などの来賓が記念大会に出席し、あいさつを述べた。尚同記念大会には、人民中国雑誌社から総編集長の王衆一氏も出席している。

紀念大会会場

 

無錫市の汪泉市長 駐上海日本総領事館・片山和之総領事

 

 1986年、無錫市人民対外友好協会は坂本敬四郎氏、長谷川清巳氏らの日本の友人と協議し、「日本友誼林建設実行委員会」によって無錫市にサクラの苗木を寄贈する友好交流活動を展開した。2017年は、双方が共にサクラ樹林を建設する協議書に共同で署名してから、現在に至るまで30年間を経てきたことになる。中日双方の努力のもとに、今では無錫黿頭渚公園のサクラはすでに3万株以上になり、サクラの品種も100種近くにのぼっている。毎年、サクラが満開になるときには、ここは無錫市で最も素晴らしい景観になる。また、日本との友好活動を繰り広げてから、のべ1万6000人の日本人が無錫に来てサクラの植林や各種の友好活動に参加し、桜友誼林は無錫と日本の交流においてすでに名刺のような存在となっている。

無錫対外友好協会・王錫南会長 中国対外友好協会・宋敬武副会長

 

 汪市長はあいさつで、「中日桜友誼林」はすでに両国の人々の間で友誼の象徴となっており、サクラの花と太湖の山水が相互に一体となって輝きにあふれ、無錫の春で最も美しい風景、中日友好交流を代表する知名度の高いイベントとなっていると述べた。また、市長によれば、無錫と日本の協力や交流は日増しに密接になっており、双方は経済、貿易、文化、教育、スポーツ、環境保護など、多くの分野において卓越して効果的な交流・協力を展開している。伊藤忠、ソニー、松下、住友、東芝、日立など「フォーチュン・グローバル500」の38社が無錫に投資し、業界を興隆させている。無錫と管轄下の県や区では、次々に明石、相模原、藤岡、松坂、豊川などの日本の都市と姉妹都市や友好交流関係を築いた。

日本の来賓のサイン入り記念の横幕

 

 片山和之総領事は、次のようにあいさつを述べた。「30年前、無錫に植林された1500株のサクラの苗は、今では中国ないしは世界有数のサクラの景勝地となった。30年の間、無錫はサクラを介して、両国の民間交流の巨大な力を示し続けてきた。これからの30年間、さらに遠い未来までもこのような友好的往来を続けてただきたいと思います」。

受賞者のみなさん

 

 記念大会では無錫市政府は、30年前に「中日桜友誼林」の建設を提唱した日本の友人である坂本敬四郎氏、長谷川清巳氏に「特別貢献賞」を授与し、同友誼林の建設において突出した貢献をなした中日双方の関係者30人に「桜の使者」の称号を授与した。

「無錫旅情」で有名な歌手の尾形大作さんも記念活動に参加

 

 2014年から、無錫市はサクラの植林を主とした「中日桜友誼林」建設イベントをサクラの植林、花見から発展した中日地方民間文化、旅行や経済・貿易ら総合的な交流活動などの関係分野に拡大し、これらを含めて「無錫国際花見ウイーク」と名付けた。今年の記念イベントでは、主催側は中日桜友誼林建設30周年記念の石碑除幕式、日本映画鑑賞、中日メディアの地方、民間友好座談会の促進、中日都市イノベーション発展懇談会など豊富で多彩な内容を行った。

 

 

人民中国インターネット版  2017年3月28日

 

 

 

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