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手話や踊りで中日交流 ―19日から第9回日本人留学生南京訪問交流

 

文・写真=陳克

 

 手話で表現する歌曲を練習する留学生たち

 

  第9回中日学生手話交流プロジェクトとして、北京大学留学中の早稲田、同志社、大阪、慶応の日本人大学生11人が、5月19日から、南京を訪問し、南京市ろうあ学校で、手話を通じて同校の教師や学生と友好交流する。

  留学生たちは準備してきた手話で自己紹介し、中国語の歌曲『友だち』や『雨風の後にはいつも日の光』や日本伝統的な民謡『ソーラン節』を披露する計画で、南京ろうあ学校の生徒たちために心を込めて演じ、交流を深めたいと意欲的だ。この日のために、留学生らは2月から専門の手話教師の指導を受け始め、毎週金曜の午後、放課後の余暇時間を利用して、手話の猛練習を重ね、この日に最高のパフォーマンスを演じようと努力してきた。彼らの手話教師・楊光遠氏は長年、手話指導に従事していた退職教師だ。彼は「日本の学生たちは一生懸命練習し、理解力はとても高く、10回の練習でこの水準に達するのは簡単なことではありませんよ。彼らが南京で上手に対話できることを期待しています」と話していた。

 

留学生たちに手話を指導する楊光遠先生 

 

  学生たちは19-21日の間、南京市ろうあ学校での手話交流の外に、月牙湖の老人ホームを慰問し、南京大虐殺遭難同胞記念館、慰安婦資料陳列館などを参観するとともに、南京市内の名所を観光するそうだ。今回の手話交流会留学生チームのリーダをつとめる加川美由紀さん(21)によると、南京訪問は初めてなので、緊張しながらも、期待が大きく、より多くの人々と交流できることを願っている、と期待している。

  この活動を続けている実行委員会の藤田安彦委員長は、今年は、南京大学の手話団体の学生たちも交流に参加する。来年は、活動10周年を記念して、活動の影響力と範囲をさらに拡大したい、と抱負を語っていた。

 

 

人民中国インターネット版 2017年5月18日

 

 

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