現在位置: 13億の生活革命
年越しの爆竹 禁止から制限へ

 

喜びのあまり……

 

不法に製造・販売された質の悪い花火や爆竹を処分する政府の担当者
 しかし、花火や爆竹の使用が激しくなるにつれ、大気汚染や火災の危険、傷害事故、騒音被害など多くの弊害ももたらされた。

 

これには、時代の進化と生活の変化が大きく関係している。人口が少なく、人々が分散して住んでいた時代、年越しの爆竹の音は単調な生活をにぎやかで喜ばしいものに変えた。だが、人口が急激に増え、高層ビルがびっしりと建ち並ぶ都市においては、爆竹がもたらすのは喜びのムードだけではなくなった。

 

都市に住む多くの人は、除夜に爆竹が鳴り出したとたん、窓を閉め、煙の刺激や汚染を少しでも減らそうとするようになった。また、頻繁に発生する火事や傷害事故は、年越しのおめでたいムードを台無しにした。このため、都市では花火や爆竹の使用を禁止するよう提案する人が現れた。

 

1993年に北京市が市街区と近郊区の市民8万人を対象に行ったアンケートによると、84.6%が花火や爆竹の使用禁止に「賛成」、13.2%が「反対」、2.2%が「どちらでもいい」だった。当時、上海や広州、深シンなどはすでに使用を禁止していた。そこで北京も、人口が密集する市街区では花火や爆竹を使用してはいけないという規定を出し、5環路の外のみで使用を許可した。

 

禁止から2年目の94年の除夜、禁止された地区では花火や爆竹の音が上がることは一切なく、病院にもケガをしたといって運ばれてくる患者は一人もいなかった。すべてが希望したように順調であるかのように見えた。

 

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