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農民工代表の康厚明代表:肝心なのは技術研修

 

 重慶が選出した代表である康厚明は「重慶城建控股(集団)第一市政工程公司」の農民工班班長である。16歳で農村を出て、出稼ぎ歴29年になる。彼は農民工代表の朱雪芹、胡小燕と同様、1億5000万人の農民工の心の声を代表し、農民工の兄弟姉妹たちの意見、提案、願い、要求を人民代表大会に携えてゆく。

 

全国人民代表大会の代表に当選した通知を受け取ったとき、二、三十人の仕事仲間がそばにおり、みんなとても喜んでくれた、と康厚明。「けれど、私はそれでもこれまでと同じ農民工です。傲慢になる気はありません。自分の肩にかかる責任が重くなった気がします」と言う。末端の現場で働く農民工として、「必要な法律知識が乏しいので、今一生懸命に勉強しています。できるだけ農民工たちのためになるような提案をします」と率直に言った。

 

農民工が当面もっとも提起したい提案の話になると、肝心なのは技術研修である、と康厚明は言う。「まず農民工が所属している現地の政府部門に、もっと基本的な育成と訓練をしてほしいです。これを通じて、農民工は基礎能力が高まり、よりよい仕事を見つけることができます。また雇用単位は現実的な状況に基づいて農民工に研修させるべきです。これは農民工自身にとってもより多く発展のチャンスに恵まれることなのです。」

 

 このほか、農民工が出稼ぎに出ている間、家に残した両親や妻や子供がより良い保護を受けられることを望んでいること、「留守児童」の教育問題が社会の関心を集められるようになること、さらに安い家賃の部屋、職業病、労災保険、安全の確保といったことも、農民工が強く解決を望んでいる問題であるということを康厚明は紹介した。

 

 

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