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物価の急上昇を抑制する自信はある


『人民日報』記者:「両大会」の期間、10あまりのウェブサイトの「両大会の関心の焦点」あるいは「総理にたずねる」などのネットアンケート調査では、注目度が高いのは物価上昇問題だった。総理が政府活動報告の中で今年の物価上昇幅を4.8%以下に抑えることを目標としたが、この目標を達成するため新指導グループはどのような措置を取るつもりか。

 

――われわれは今年のCPIを4.8%以下に抑える目標を設定している。確かに、この目標の実現は容易なことではない。特に今年の最初の2カ月間に、中国は史上まれに見る大雪害に見舞われ、これは物価の抑制にとってさらに大きなプレッシャーとなっている。しかし、われわれはこの目標を変えてはいない。次の2点はそのポイントだ。

 

1、それは政府の決意を表すもので、政府は物価上昇の抑制とインフレの防止を今年の政府の最も重要な任務としている。

 

2、それは人々の物価上昇への予測を安定させることになる。物価上昇が速い時、物価上昇観測の強まりは物価上昇自体よりも恐ろしいものだ。われわれがこのような目標を設定したことには、根拠がある。

 

われわれの食糧備蓄はまだ1.5億トンないし2億トンはある。主要工業製品の供給が需要を上回る状況は変わってはいない。有力な政策を打ち出し、適切な措置を講じさえすれば、われわれは物価急上昇の状況から脱出することができるという自信はある。

 

偽善的なウソは確固とした事実を覆い隠せるものではない


CNNの記者:最近チベットで発生した騒動と暴力事件ひいては一部の人が北京五輪へのボイコットを呼びかけていることについてどう評価するか。

 

――これは中国の統一、主権および領土の保全にかかわるものである。最近、チベットのラサ市では『殴る、壊す、奪う、焼き払う』という事件が起こった。詳しい状況について、17日、チベット自治区政府のトップはすでに説明した。

 

この事件で、ごく少数の人は罪のない人々を傷つけ、殺害し、その手段は非常に残忍なものであった。暴徒たちは車両や公共施設をぶち壊し、民家や商店、学校を焼き払った。この事件はラサ市の正常な社会秩序をひどく破壊し、ラサ市の人々の生命と財産にきわめて大きな損害をもたらした。

 

われわれは十分な事実と証拠を握っており、今回の事件はダライ・ラマのグループが組織的に計画し、綿密に画策し指揮したものであることを裏付けている。今回の事件により、ダライ・ラマグループがこれまで吹聴してきた「独立を追求せず、平和的に対話する」とのウソが暴き出された。偽善的なウソは確固とした事実を覆い隠せるものではない。

 

ラサ市政府と関連部門は憲法と法律に基づいて、極力自制の態度をとってこの事件をいち早く鎮め、ラサ市及びチベットの各民族の利益を守った。

 

チベットの平和解放、民主改革から現在に至るまでに、チベットは進歩と発展を遂げた。いわゆる「中国政府はチベットの文化を絶滅させている」ということは、全くのウソである。

 

われわれはチベットの安定と正常な社会秩序を維持する能力を持っており、チベット経済の発展と社会の進歩をサポートし続け、チベットの各民族の生活水準を向上させ、チベットの文化と生態環境を保護することを目指している。この立場は絶対に動揺することはない。

 

CNNの記者:中国は台湾の「独立」を絶対許されないというが、もし住民投票が「国連加盟」を採択したら、事実上の「独立」と見られるか。台湾のいわゆる次期「大統領」との対話に明るい将来があると思うか。

 

――現在は確かに敏感な時期にあり、われわれが関心をもっているのは、台湾海峡の平和と安定を維持し、両岸の共同の発展を促すことである。これは両岸関係の主題と主旋律となるはずである。

 

われわれは台湾当局の「国連加盟住民投票」に反対しているのは、もしこの主張が現実となれば、台湾と大陸部が一つの中国に属するという現状を変え、両岸の関係に衝撃を与え、両岸の人々の根本的な利益を脅かし、台湾海峡の情勢の緊張化をもたらし、台湾海峡地域ひいてはアジア・太平洋地域の平和を破壊することになろう。

 

中国の主権と領土の保全にかかわるすべての問題は、台湾同胞を含むすべての中国の人々によって決定されるべきである。台湾を祖国から分裂させる行為は絶対に目的を達することはできず、必ず失敗するに決まっている。

 

われわれは「一つの中国」を前提として、一刻も早く両岸の平和会談を復活させることを願っている。両岸の敵対状態を終わらせるというような重要な問題を含むすべての問題を、話し合うことができる。

 

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