日本人から見た中日の30年 (1)

 

(1) 変わらない北京の人情

 

安田玲美さん(北京でメディアの企業を経営)

北京の道路は第五環状線、第六環状線まで拡大している。しかし、1994年に留学した時、第三環状線もまだ工事中だった。毎日一度は停電し、留学生寮は2人一部屋だったが、これも決して悪い条件ではなかった。電気の使用も制限されていたので、40ワットの電気スタンドしか使えず、日本から持ってきたドライヤーを使うとすぐショートした。

北京での生活は14年。人情の他は北京も全てが変わってしまった。たまに日本に帰ると、テレビは24時間ずっとしゃべり続けているにもかかわらず、買い物や乗り物のチケットを買うときには一言も話さなくてもいい。しかし北京は相変わらずにぎやかで、公園にいると話しかけてくるおばあさんや、観光の途中に熱心にあいさつしてくれる人もいる。北京の人情や中国人の人情は変わらない。

 

日本人から見た中日の30年 (2)

 

「チャイナネット」   2008年11月6日

 

 


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