第11期全国人民代表大会（全人代）第2回会議記者会見開かれる

会期短縮、節約励行

3月4日午前11時、第11期全人代第2回会議記者会見が人民大会堂のプレスホールで開かれた。李肇星報道官が議事日程及び全人代に関する問題について内外の記者の質問に答えた。

李肇星報道官は、今回の世界的な経済危機の中国経済への影響は深刻なもので、経済の安定的かつ比較的速い発展を維持するため、昨年末、中国政府は4兆元景気刺激案を打ち出した。中央政府の投資は年度中央予算に組み入れ、全人代の承認が必要となる。第11期全人代第2回会議の重要議事内容は、2009年国民経済・社会発展計画、2009年中央予算を審査・承認し、あわせて今年の全人代常務委員会の監督活動の中で、計画と予算の実施状況への監督を強化することである。

このほか李報道官は、今大会は3月5日開会、13日午前閉幕となり、会期はわずか8日半で、これまでより短縮されたこと、この会期短縮は倹約という原則に基づくものであることを述べた。中国の憲法では、国が倹約を励行し、浪費に反対することが規定されている。政府はまず国の大きな出来事において倹約を心がけ、重複建設を防止し、低レベルの投資を防止する。この数年、中国政府主催の宴会では、メニューは料理3品、スープ1品以内とされ、白酒は出さないなどの改革が進められている。（文＝高原）

人民中国インターネット版　2009年3月5日