フランス館
フランス館の最終的な設計プランはフランスの有名な建築家・ジャック・フェリエ(Jacques Ferrier)氏が指揮をとり、「感性都市」と名付けられている。
「感性都市」の外観はシンプルで、地面から浮かび上がった形式で、フランス庭園の雰囲気を際立たせ、水の美しさを表現している。設計者はバランスの理念をデザインの背景とし、様々な観点からフランスをイメージするシンボルと魅力を探り、また革新的な科学技術を通じて、省エネ、持続可能な発展といった面から上海万博の「都市、生活をより美しく」というテーマを表している。
「東方之冠」中国館
中国館は国家館、省区市(地方)館、香港館、澳門(マカオ)館、台湾館から構成される。建築の外観は「東方之冠」という構想をテーマとし、中国文化の精神と気質を表現する。国家館は垂直に立ち上がり、中国の要素を凝縮し中国の精神を象徴する、立体的な造型の「東方之冠」だ。地方館は水平方向に広がり、広々とした土台に立つ姿が国家館と相まって、開放的で柔軟、親民的、豊富な階層の都市の広場となっている。
中国国家館は上海万博園区で最も重要なパビリオンの一つで、今回の万博主催国が設計、建設し、半永久的に保存される。
中国館は「都市発展における中華の智恵」というテーマをめぐって、都市建設や都市管理、都市生活、都市産業といった内容を通じて、中華民族のたゆまぬ自強、和して同ぜず、平和を熱愛するといった民族の精神と価値観を十分に反映する。建築構造は合理的で機能が整い、交通は便利で景観設計は優雅、中国の要素に満ち、省エネ・環境保護といった特徴を備えている。
「人民網日本語版」2009年3月23日
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