国慶節 軍事パレードの8つのハイライト  
 

 

中国の国旗である「五星紅旗」が昇るにつれ、新中国成立60周年の一大軍事パレードの幕が切って落とされた。天安門前の東西の「華表」(宮殿などに建てられる装飾される石柱)のわずか96メートルの間で、華やかな場面が繰り広げられた。

その1 99式主力戦車編隊

モーターの響きとともに18輌の数十トンの重量の99式主力戦車が天安門広場を通り過ぎる。これは中国が研究開発、生産したもっとも進んだ主力戦車であり、火力は向上し、機動力、防衛力など伝統的な性能の基礎の上に、情報化の要素を加え、中国の軍隊の機械化、情報化の「二大超越」を体現している。

その2 陸戦隊水陸両用戦車

海洋的色彩の迷彩色に塗装された05式水陸両用戦車は、今回の軍事パレードの注目の的である。

閲兵のパレードに参加したこの部隊は、歴史の浅い、水陸機動作戦部隊であり、全軍のうちもっとも早期に水陸両用戦車を装備している。新型の水陸両用主力戦車、装甲車、および特殊装備の全面的配備により、海軍陸戦隊の戦闘力は全面的に上昇している。

その3 「雪豹突撃隊」の登場

黒い服装、白い08式武警装甲車、これは神秘の「雪豹突撃隊」の国慶節軍事パレードへの登場である。これは配備済みの武警が閲兵を受ける第一回目であり、中国と世界が共に全地球規模のテロリズム勢力に対決する姿勢と決意を体現しており、世界に向け、中国のテロリズム処置能力を示している。

2002年12月の結隊以来、「雪豹突撃隊」は北京オリンピックなどの大型イベントにおける安全確保活動、反テロリズム演習任務、また中ロの対テロ合同軍事演習などにおいて、姿を現している。

その4 後方支援部隊 初登場

「紅十字」または「ナイフとフォーク」または「オイルチャージ」などの共通のマークのそのどれであれ、この部隊と他の部隊との違いを現している。これは、中国の後方支援部隊の装備が初めて閲兵されるものであり、野戦手術車、主食加工車、給水車、油槽車、プラットフォーム車などで組織され、中国の後方支援装備建設の最新の成果を示している。野戦主食車は、1時間で800人分の主食、副食の加工が可能である。新型手術車は、長距離の衛星システムを備え、数千キロ離れた遠方の専門家から診断を仰ぐことができる。

その5 陸基巡航ミサイル

軍事パレードの式上、中国陸基巡航ミサイルが初公開された。遠方から精度の高いコントロールを行う高技術の武器装備として、巡航ミサイルは現代の戦争における「触れずして精確な攻撃を行う」重要な兵器となっており、ハイテクにおける局部的な戦争と軍事衝突下で、重要な威嚇と殺傷作用を発揮している。

その6 新型戦略核ミサイル

44の地上編隊のうち、最後の編隊は、新型戦略核ミサイル方陣であり、この装備は編隊のなかの巨人であり、中国の国防における実力の明らかな標示である。

1966年に誕生した第二砲兵部隊は、中国の核による威嚇への対応であり、核の独占を打ち破り、国家の安全を守るための迫られた歴史的選択であり、中国が威嚇戦略を実施するにあたり、核心的な力となっている。

その7 空中警戒管制機

八一飛行表演隊の飛行機に伴われ、巨大な国産大型空中警戒管制機が編隊のリーダーとして天安門の上空を飛んだ。そのすぐあとは、2機の比較的小さな空中警戒管制機を先頭とする警戒管制機編隊である。

大型と小型の2種類の空中管制機は、中国空軍の武器装備の空白を埋めるものであり、中国空軍および中国軍隊全体の情報化建設のシンボルとなる進展である。

空中警戒管制機「殲10」「殲11」など、世界的に一流である第三代の戦闘機は軍事パレードにおいて、中国空軍の主戦武器装備体系の発展的な成就を示している。

その8 女性パイロット編隊

12の空中編隊の最後出陣したのは、中国の第一代女性戦闘機パイロットによる操縦の「教8」機である。15機の迷彩色の「教8」は、長い色つきの飛行機雲を従え、整った隊列は天安門の上を飛び、精彩あふれる国慶節軍事パレードの最後を飾った。

女性が戦闘機パイロットという伝統的な理由で男性のものだった領域に入るということは、情報化をもって軍事の新ルールとする時代に入ったことを示す。

智慧と力があれば軍人と軍隊を統一することができ、それはさらに広い天地を防衛できる。(文:張春侠)

 

人民中国インターネット版 2009年10月2日

 

 

 
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