学生も多様な中国観、万博はよき勉強の場  
 

文・写真 岡田紘幸

2009年3月、「日本と中国、若者の未来の架け橋へ」をテーマに、日中国際親善協会中部支部という団体を立ち上げました。本部は東京に置き、中部の愛称は「チャイナル!日本」にしました。2010年の上海万博を迎えるため、「チャイナル!日本」は、今年、「上海万博にエールを!」を合言葉に、交流会や勉強会などいろんな企画を行っています。

愛知大学の中国好きな学生が集まる部活「愛華倶楽部」。週1回の会議にお邪魔し、日本人学生と中国人留学生に聞いた、中国や上海万博に対する思いを紹介しています。今回は大学2年生以上の声です。

岡田:では、中国に興味を持ったきっかけを教えてください。

大川原:中学1年生の時に、たまたま図書館で横山光輝・画「三国志」を読んだ時です。張芸謀の「HERO」で、さらに興味を持ちました。

神谷:深く興味を抱いたのは留学中、サークル先輩の友だちの中国人や日本語学科の学生と、よく食事に行きました。実際に関わると、中国人に対するイメージが変わりましたね。映画「レッドクリフ」を見て、三国志に興味を持ち、中国について知りたいと思ったことです。

磯部:外国人が好きだったこと。まず同じアジアの中国から交流を深めたい、と感じて今に至ります。

細井:外国語を話したくて、英語があまり得意ではなかったので、中国語を学んでみようと思ったのが、きっかけですね。

石川:高校2年時に第2外国語を選ぶ学校で、単純に人口の多い国という理由から、中国語を選びました。以後、BRICs(経済発展が著しいブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字を合わせた4カ国の総称)が注目され、大学の授業でも学ぶことができ、中国と出会えたことはよかったと思っています。

早川:高校の恩師が中国研究者で、中国に染まりました。就職先も、中国と仕事をする道へ進みます。全く後悔なし。

太田:初めての留学先が中国で、つたない中国語でコミュニケーションを取る毎日。その中の出会いや笑いが本当に新鮮で、心から楽しかったですね。

授業後に週1回集まり、熱心に取り組む愛華倶楽部メンバー

岡田:最後に、上海万博に向けたメッセージをください。

神谷:愛知万博でさまざまな国の人と話して、外国に、特に中国に興味を持ったので、上海では中国人や海外来場者たちに、その気持ちを味わってほしい。私たち日本人も上海万博へ行って、実際に今の中国を見てほしいです。

太田:上海万博を支持しています!

早川:上海、頑張れ!

大川原:出展パビリオンについて、もっと知りたいです。

磯部:行きたーい。

細井:行ってみたい。愛知万博のように気軽には行けないので、会期中は写真などで常に様子を見ることができたらいいな、と思います。

石川:万博は世界のあらゆる人、物が集まり、とてもよい勉強の機会だと思います。上海万博には特に強い思いがあって、夏にアテンダントに応募したのですが、面接で残念な結果に終わりました。でも、同学年で合格した仲間がいるので、全力で応援したいですね。

岡田:ありがとうございました。

 

人民中国インターネット版 2009年12月8日

 

 
 
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