万博PRあり、名古屋で中国の正月体感!  
 

文・写真=岡田紘幸

2009年3月、「日本と中国、若者の未来の架け橋へ」をテーマに、日中国際親善協会中部支部という団体を立ち上げました。本部は東京に置き、中部の愛称は「チャイナル!日本」にしました。2010年の上海万博を迎えるため、「チャイナル!日本」は「上海万博にエールを!」を合言葉に、交流会や勉強会などいろんな企画を行っています。

2月5日~7日に行われた、今年で4回目となる栄の久屋公園広場のイベント「名古屋中国春節祭」をレポート。寒空の中、多くの来場者でにぎわった。

旧正月を祝う中国最大の祭日「春節」を前に、3日間の日程で始まった。開会式では、張立国・駐名古屋総領事ら8人がテープカットを行い、舞台の上を金色の獅子と銀色の竜が舞い、華やかに祭の始まりを告げた。

獅子舞・竜舞・雑技・武術などのステージが連日行われ、会場内には中国食品や雑貨などの販売ブースをはじめ、料理を扱う屋台が軒を連ねた。上海万博のチラシやパンフレットも配られた。

「第4回名古屋中国春節祭」テープカットの様子

今回、日中国際親善協会は安徽省企業の出展ブース一角を急きょ借りて、主に子どもを対象にした上海万博マスコットキャラクター「海宝」の折り紙教室を行った。

「海宝」の折り紙教室を開催(折り紙「海宝」作品協力:脳活おりがみORIPITユイヤスジン)

この折り紙は、上海万博の認知の向上と成功を祈願したもの。「マスコットキャラを“折り紙”にすることで、日中交流の架け橋にできれば」と当団体が発案。折り紙の制作を行っている有限会社ドリームベイン「ORIPIT」の協力を得て、作品が実現した。

今後、「海宝」折り紙は千羽鶴のように、イベント等を通じて1000個折る計画だ。外部担当の佐藤健史さんは「折り紙は日本の伝統的な文化。気持ちを込めて折ることで、これからの日中友好や幸せ、上海万博の成功を願う品を愛知から上海へ届けたい」と意気込んでいる。

「一緒に1000個折りましょう!」と語るメンバーたち

今回はじめて会場に足を運んだ日本の若者は「こんなに大規模なイベントだとは思わなかった。中国の熱気に驚いた」。ブース出展者は「今年は比較的天候にも恵まれた。名古屋の公共広場での祭事として、ほぼ定着してきたのでは」と話していた。

 

人民中国インターネット版 2010年2月10日

 

 
 
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