青海省地震の四つの特徴 高山病により救助難航

 

国務院新聞弁公室は15日午後、記者会見を開き、民政部と中国地震局の関係者が、青海地震の被害状況及び救援活動の進捗状況について説明し、中国地震局震災応急救援司の苗崇剛副司長は、今回の地震の四つの特徴を紹介した。

1、 地震の発生地点は都市部に近く、震源は玉樹県の中心部に位置し、断裂帯に沿って帯状となっている。州政府所在地の結古鎮を通過し、震度は9度に達し、都市部の住宅、インフラ施設などが激しく破壊され、電力供給や通信が一時中断した。

2、 被災地では地震予防対策があまりされておらず、土と木で建てられた建築物がひどく破壊された。当地の経済発展が遅れているため、建築物は土と木、またはレンガと木で建てられたものが多く、地震に弱く、損壊が激しい。

3、 住宅集中地と地震の発生地帯が重なり、川辺付近の建築物の損壊が最も深刻となった。

4、 被災地の条件が悪いため、救助が難航している。高原で発生したため、地形が複雑で交通が不便である。その上、救助スタッフたちに高山病の症状が現れ、救助をさらに難しくしている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月15日

 

 

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