<玉樹地震特集>日本の専門家、青海玉樹地震は阪神大地震に匹敵すると指摘

 

日本の専門家の一部は、14日に青海省玉樹で発生した地震は、横ずれ断層移動による直下型地震であり、そのエネルギーは、1995年の日本に発生した阪神大地震と同程度であると指摘している。 日本の八木勇治・筑波大学大学院教授の分析によると、地震の原因となった断層の長さは約50キロ、幅は約15キロ、最大移動幅は1.8メートルである。地震による破壊は、18秒続いたとみられる。八木教授は、少なくとも3つの異なる断層が連動して移動しており、「地震波の振幅が狭く、周期が比較的短いため、低層建築に対し甚大な被害をもたらした可能性がある」と指摘している。

林愛明・静岡大学創造科学技術大学院教授は、中国内陸の西北から東南にかけて1千キロメートル以上にわたる「鮮氷河断層」の一部分が横ずれ運動を起こしていると分析している。同断層の付近では最近100年の間にマグニチュード7級前後の地震が数多く発生している。 2008年の四川大地震との関連について、林教授は、「両者は、ともにインドプレートとユーラシアプレートの衝突とそれにより引き起こされた地殻変動であるが、四川大地震は、逆断層型である。断層の位置と方向が違う」と述べている。

 

人民中国インターネット版 2010年4月16日

 

 

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