中国各界要人が箱根小涌園に残した揮毫、北京で展示

神奈川県箱根町の「箱根ホテル小涌園」を訪れた中国各界代表団の揮毫(きごう)を展示する展覧会の開幕式が24日、北京の中日友好協会で行われた。中日友好協会の名誉顧問、唐家セン(王へんに旋)氏、同協会の井頓泉副会長、藤田観光株式会社の末澤和政社長、日本在中国大使館の山田重夫公使などが出席し、テープカットを行った。

箱根の老舗旅館である小涌園には、中国各界の代表団がこれまでに何度も訪れた。その際に中国の指導者や各界の著名人が残した揮毫を、箱根小涌園は無傷の状態で保管し、『揮毫芳名録』(全50冊余り)を編纂した。これら揮毫には、困難や危険を恐れずに中日間の善隣友好関係を推し進めてきた中国要人らの姿が生き生きと映し出され、世々代々の友好を願う両国国民の思いが込められている。これは中日交流の発展の足跡であり、中国の経済、社会、文化の道のりを記す貴重な歴史資料でもある。

今回の展覧会は中日友好協会、日中友好協会、藤田観光株式会社が共同で主催した。中国人民対外友好協会平和宮で27日まで開かれている。中国人民対外友好協会平和宮が完成後、展覧活動が行われたのは初めて。

 

 「人民網日本語版」 2010年5月25日

 

 

 
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