温首相 上海で7カ国首脳と会見
温家宝首相は31日上海で、万博サミットフォーラムに参加した7カ国の大統領や首相と会見を行いました。
ネパールのラム・バラン・ヤダブ大統領との会見で、温首相は「ネパールとの伝統的な友情と協力を深め、世代友好の全面的な協力パートナーシップ関係を充実させていく」と述べました。
ヤダブ大統領は「『一つの中国』の政策を堅持し、ネパール領土を利用して中国の利益を損なうような勢力の存在を許せない」との立場を表明しました。
スリランカのマヒンダ・ラージャパクサ大統領との会見で、温首相は「インフラ整備と投資、人文交流を拡大し、国際と地域問題で密接な協調と協力を行い、世代友好の全面的な協力パートナーシップ関係を推進していく」と述べました。
ラージャパクサ大統領は「『一つの中国』の政策を堅持し、中国と互いに支持し合い、互恵協力を深め、中国企業の投資を歓迎する」と述べました。
東ティモールのカイ・ララ・シャナナ・グスマン首相との会見で温首相は「両国は農業、石油・天然ガス、鉱物資源開発、投資分野での互恵協力を拡大していくべきだ」と述べました。
グスマン首相は「中国からの支援に感謝し、両国間協力の一層の拡大を期待する」と述べました。
バハマのフバート・イングラハム首相との会見で温首相は「中国はバハマの経済発展能力の向上を支援し、インフラ、金融、観光、農業、新エネルギー分野の協力と人文交流を拡大し、温暖化対策で両国の共通利益を守っていく」と述べました。
これに対し、イングラハム首相は「バハマはインフラ整備などで中国との協力拡大を期待し、地球温暖化対策で中国が島嶼国の立場を理解し、支持してきたことに感謝する」と述べました。
フィンランドのマリ・キビニエミ首相との会見で温首相は「中国は電気通信、機械設備、省エネ、環境保全などでフィンランドとの協力を拡大し、また国際問題での協調を強めていきたい」との姿勢を示しました。
キビニエミ首相は「われわれは中国企業の投資を歓迎し、互恵協力を拡大し、大きな国際問題で中国と協調し、協力関係を強固にしていきたい」との考えを示しました。
ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相との会見で温首相は「両国貿易の均衡と持続的発展を推進していく」との姿勢を示しました。
オルバーン首相は「中国との政治的相互信頼を深め、経済貿易協力と文化交流を拡大していく」と述べました。
レソトのパカリタ・モシシリ首相との会見で温首相は「中国はレソトの経済社会の発展を支援してゆき、アフリカ諸国との関係を発展させていく」と述べました。
モシシリ首相は「農業、教育、技術訓練などで中国との協力を拡大し、大きな国際問題で中国との協調と協力を強めていく」と述べました。
中国国際放送局日本語部 より 2010年11月1日