感知日本――中日文化の差異と相互理解

東北師範大学 向鳳

中国と日本、両国は歴史上で頻繁に交流し、地理上で相互隣接している。両国は儒教文化圏に属していて、文化交流が長い歴史がある。言うまでもなく、言語文字にしても、風俗習慣にしても、中日文化には多くの似ているところがある。しかし、自然環境と人文環境は違っているからこそ、両国の文化にはさまざまな異なる点がある。これらの差異をよく知っていなければ、文化交流の失敗を招くかもしれない。下記に上記に述べた差異について詳しく述べる。

1、語彙の面:語彙は文化交流の基本形式であり、生活の中から生まれてきたである。違っている国の言葉の使い方は国の間の文化差異を体現する。日本語の中にはいろいろな漢語語彙がある。一方では、ある単語は中国語の漢語の意味と同じだが、一方では、ある単語は中国語とは大きく違っている。例えば、手紙、娘、人参と言う単語の書き方は中国語と同じだが、意味が全く違っている。字面だけ見勝手な解釈をすれば、誤解を引き起こしやすい。もう一つの例を挙げよう、中国語の‘手を洗う’という言葉と同じ意味として、意外なことに日本語では‘足を洗う’と書かれている。どうしてこのような相違があるのか。というと、日本は米作文化であり、労働の後で足を洗うのは必要で、中国は農耕文化であり、働いた後で手を洗うのは必要であるから。これらの言葉の文化背景を知っていれば、理解しやすい。

2、言語表現方式の面:日本は細長くて、山が多い国である。天然資源は乏しが、自然災害は少なくない。だからこそ、国民は互いに助け合いながら、日々生活している。日常生活の中で、中国人はいつも明確な態度で自分の考え方を相手に表す時、「はい」は「はい」、「いいえ」は「いいえ」とはっきりしていて、相手にとって理解しやすい。それに対して、日本人は直接的な表現形式を使うことはとても少ない。多くの場合、多くの曖昧な言葉を用いる。日本人がそうする理由は自分の言葉で相手の感情を傷つけるのはできるだけ避けたいためだ。そして、日本語の尊敬語、謙譲語と丁重語は我々の交際に重要だと思う。我々はこの文化背景を理解しなければ、中国の考え方で日本人と交流する時、相手に失礼を被るかもしれない。そうすると、文化交流は失敗だと言えよう。

3、非言語的言語の面:“目は口ほどに物を言う”と言うことわざがある。身振りと手振りはどちらの国に欠くことができない。しかし、文化の異なる民族の間では、同じ身振りが別の意味を持つことも珍しいくない。身振りと手振りの含む意味が分かってこそ、私たちは助けられる。意味が理解しないなら、きっと恥をかくでしょう。中国では握手で挨拶をして、日本ではお辞儀で挨拶をする。他人に腰を曲げて深く頭を下げると、中国では権威或いは上司に媚へ売ると考えられているが、日本では、そうするのは礼儀だとされている。その他に、日本では、手であごの辺りをなでるのは得意な様子を表すことがある。ところが、中国では少し考えるという意味になる。身振りと手振りは多く存在していて、我々は理解すれば、日本人と話す時、失礼を被らないだろう。

では、異なる文化に接していて、中国人の我々はどうしたらよいか。大学生の私は自分の考え方がある。私たちは日本語を習う時、単語、文型、文法を学ぶだけでなく、日本の社会文化と背景知識も重視するべきだと思う。単語を習うとき、単語の文化背景を理解して、できるだけ言葉の誤りを避ける。日本文化を表す図画、ビデオ、映画などを通して、直接に日本の衣食住、風俗習慣、人間関係、考え方などの文化知識を学ぶ。もし、日本に行くチャンスがないなら、中国国内でできるだけ多くの日本人と交流して、日本人との交流を通して、我々は本の中にない知識が習うことができ、もっとも直接的に日本の社会状況、文化生活を触れることができる。そして、日中の文化について書籍を多く読む。中国の文化と日本の文化と比べて、日中の文化の差異を学ぶ。日本語の雑誌を読んで、現在の日本文化と言語を習って、その時代の流行の語彙を勉強する。

このように、日本と中国との民族性格、歴史発展、地理環境などは違っているから、両国の文化は自国の特徴もある。しかし、学習を通して、我々は両国の文化の差異が理解することができる。文化は一民族にとって精神的な支柱であり、違いがあっても、相互理解なら、問題がないだろうと思う。日本人と付き合う時に、かれらの風俗習慣と宗教信仰などを尊ぶべき、日本人も中国人の文化を敬うべきだと思う。文化の異なる民族の間では、相互理解するならば、中日友好は夢ではなく、世界までは平和になるだろう。

評:日本語の尊敬語、謙譲語と丁重語の使い分けに苦労していることがよく分かる。

 

 

 
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