青島は今年、「世界レベルの住みやすい都市建設」という重点目標に関連し、積極的に外来者居住エリアや旧市街の改造を進めている。全力でインフラ整備、住宅建設、都市建設、エコロジー建設などの五大建設を実施する。
住みやすい都市建設は、青島市が「十二・五」期間の都市発展に関するものの中でももっとも重視される方針となる。2011年、青島市都市農村建設主管部門は青島と世界の都市の住みやすさの比較研究に着手し、青島独特の住みやすい都市という目標を打ち出し、発展建設計画を制定しようとしている。社会文化度、経済富裕度、環境優美度、資源負荷度、生活利便度、公共安全度などの指数体系確立を通じて、「住みやすさ」指数を算出し、青島を中国独特の「世界レベルの住みやすい都市」を、都市計画建設・管理分野での目標とすることにした。
今年、青島は引き続き民生住宅建設に力を注ぎ、外来者居住エリアや旧市街の改造プロジェクトは46を数え、2万5000戸が恩恵を受けるという。70の農村集落で、2万7500戸の農村住宅が建設される予定だ。
また今年、青島市内の7区では政府が提供する低所得者向けに住宅建設プロジェクトが27予定されており、まもなく着工し9052戸が建設される。同時に、補修・補強、取り壊し再建、空き部屋の適切な処理、住むところを失った被災者やホームレスへの支援などの方法で、補修改造する農村の老朽家屋は5250戸となっている。
都市インフラの整備では、今年青島海底トンネルと青島湾大橋およびその接続プロジェクトが完成し開通する予定だ。また、東西の高速道路三期工事、新疆路快速路(進入が管理された幹線道路)工事、環湾大道拡張・拡幅工事などのプロジェクトと、海底トンネルと青島湾大橋の同時竣工と利用開始が予定されている。また年内に、青島市では重慶路快速路工事の開始、福州路の開通などのプロジェクトが予定されている。青島鉄道北駅周辺の道路接続工事の完成、金水路の拡幅工事のスタートも今年の計画だ。
都市緑化分野については、今年新たに緑地造成と緑地化を合わせ80ヘクタールの工事が予定されている。景観作りのための大型樹木7000株、街路樹1万株、グリーンウォール120カ所が設置される。100カ所のガーデン緑化を実施し、グリーンカバー・緑化率43.9%を実現する。緑地率は38.8%となる。市内の8カ所の山では緑化景観づくりと周辺の総合整備を行う。都市・町の整備については、今年青島では10の中心的な町の整備を行い、都市化率を2%アップさせ、68%以上とする。(崔武)
人民中国インターネット版 2011年2月15日
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