2011年中国政協・全人代会議展望

 

2011年中国は「第11次5カ年規画」から「第12次五カ年規画」(2011~2015年 以下「十二・五」と略す)への転換点に当たります。この時期、中国は世界第3の経済体から第2の経済体となりました。中国経済は世界で影響力を強めていますが、GDPの裏に隠れている将来の発展に関わる問題も無視できなくなりました。今年の政協・全人代会議では今後5年間の発展計画を描く「十二・五」の草案が論議され、以下の疑問の解決が期待されています。(陳博)

 ①中国の経済奇跡、GDPの高成長が続くか。

 ②難航中の改革がどのように推進されるか。

 ③国富を増やす同時に、国民の財産を如何に増加させるか。

 ④汚職への監督と清廉の提唱が如何に国民の信頼を得るか。  

 ⑤法治国家をどのように実現させるか。

 ⑥民営経済をどのようにより活性化させるか。

 ⑦複雑な事態に面するとき、どのように危機意識を強化させるか。

 ⑧よりオープンなイノベーションスペースを如何にして創るか。

 ⑨国民をどのように気持ちよく生活させ、安心させ、自信を持たせるか。

 ⑩世界との関係をどうするか。

 

中国国際放送局日本語部より 2011年3月1日

 

 
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