中国が法整備で食品の安全を強化

王征=文

食品の安全に関する犯罪では最高刑が死刑となることについて、全国政治協商会議第11期全国委員会第4回会議の趙啓正スポークスマンは3月2日の記者会見で、衛生部、国家質量監督検験検疫総局、工商行政管理総局が関連法規を整備し、法執行力を強化しているところだと明らかにした。

中国は2月25日に刑法改正案を可決、死刑適用の犯罪をこれまでの68から55に削減した。一方、食品の安全に関する犯罪については、人を死に至らしめたり特に重大な事態を引き起こしたりした場合、最高で死刑に処すとした。

趙スポークスマンは、「これは一種の抑止力だ」「中国政府と関係各部門が食品の安全をさらに重視し、法律面でも厳しい態度で臨むという姿勢を示したものだ」と説明した。

 

人民中国インターネット版 2011年3月2日

 

 
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850