外交部元部長 中国は独自ブランドをもつべき

 

▽スイス製腕時計は純国産

昨年の会議に参加した時、スイスのある企業家と知り合い、私のはめている腕時計が話題になった。その時計は中級品といえるもので、私は彼にこの時計の品質はどうか、国際市場でどのように生産され、流通しているのかとたずねたのだが、大笑いされてしまった。

これは私自身の体験したことで、私にとって大きな教訓となり、大きな刺激になったことだった。(李代表は腕時計を外して記者に渡し、時計の文字盤に記された「SWISSMADE」の文字を指して)ここを見てほしい。

彼はなぜ笑ったのか。なぜならこの時計の最も重要な部品、技術含有量が最も大きい部品は、すべて中国で生産されたものだったからだ。しかしわれわれにはブランドが欠けている。彼らはこれらの部品を安い価格で買い取り、組み立てて輸出する。輸出価格とわれわれが販売した部品としての価格との差は40倍にも達する。このことからわかるのは、われわれは自主イノベーションを進めなくてはならず、独自ブランドをもたなくてはならないということだ。

 

「人民網日本語版」より 2011年3月11日

 

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