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「海の穀倉地帯」建設へ

 

青島市はこれまでに、王哥荘、五丁礁、大管島、石嶺子、斉堂島の5海域で5カ所の人工魚礁エリアの建設をスタートさせている。「十二・五」期間に建設される人工漁礁エリアは8カ所の予定で、各漁礁エリアの計画面積は300ヘクタール、合計で2400ヘクタールとなる。

即墨にある青島市海珍品健康養殖モデル基地。おだやかな水面下では養殖に成功したナマコが成長している

王哥荘海域の人工魚礁は、すでに建設がスタートした中で最も早く着工されたものの1つだ。2004年に企業化し運営開始以来、この海域の人工魚礁のナマコ、アワビは、昨年の評価価値は116億元となっている。同様に去年この人工漁礁エリアでは500トンのアワビと、400トンのナマコが水揚げされ、1億6000万元の売り上げを記録した。人工魚礁プロジェクトは単なる経済的価値だけでなく、さらに重要なのは海洋生態環境修復の役割を持つことだ。

昨年から、胶南にある青島大禹漁業発展有限公司は大馬力の漁船隊を編成している。現在、各大馬力船の純収入は150万元に達している。見通しとしては、青島市は「十二・五」期間に450馬力以上の漁船を100隻に、遠洋漁船は30隻に達し、年間水揚げは2万トンとなる見込みだ。

青島市海洋及び漁業部門の責任者の1人によると、人工魚礁と遠洋漁業の組み合わせで、青島市の海の穀倉地帯建設は軌道に乗るという。青島は「十二・五」期間に全市水産品総量を125万トン、漁業総生産額を500億元とする目標だ。(韓光亮)

 

人民中国インターネット版 2011年4月14日

 

 
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