昨年10月、北京保利劇院管理有限公司は、青島大劇院と正式に契約を交わし、“マネジャー”となった。そのころ、青島市民の一人、姜さんは家族とともに「観劇貯金」を設け、毎月、妻と自分の収入から一定の金額を貯金に回し、大劇院に行く費用にあてるようになった。この半年の間に、姜さんのように定期的に青島大劇院を訪れる市民は月を追うごとに増え、大劇院は、青島市民の文化面での消費の第一の選択となっている。
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『雲南映像』 |
オーケストラも青島では大人気である。2010年の年末年始のオーケストラの盛宴は、保利劇院が青島のエンターティンメント市場のために“オーダーメイド”した演目の第一号にあたる。2010年の最後の一日、青島大劇院では、アメリカのオーケストラのコンサートが行われ、一週間ののちにはドイツ、ベルリンフィルハーモニーが訪れ、続いてモスクワ国立交響楽団のコンサートが行われた。
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舞踏劇『小美人魚』 |
青島大劇院は、3月以来、クラシック音楽の父、バッハの作品シリーズを上演している。また6月には、国立交響楽団による『黄河大合唱』が上演される。今年、青島交響楽団は、市立人民会堂から大劇院に正式に拠点を移し、中国の交響楽団コンサートのステーションとしている。
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演劇『四世同堂』 |
大劇院の開幕にあたり、『白鳥の湖』を含む三回のロシアバレエ名作の上演は好評を博した。三月には、スター俳優が集合する国家話劇院版『四世同堂』が上演された。6月には、中央バレー団が人々によく知られ、時が経っても色あせることのないバレー劇の傑作『紅色娘子軍』が青島に上陸し、7月には、国家京劇院の名作『紅灯記』が上演される。(李魏)
人民中国インターネット版 2011年4月19日
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