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青島市高速鉄道車両研究開発センター (写真・傅学軍 ) |
青島における科学技術の第12次五カ年規画(2011~15年 以下「十二・五」と略す)がこのほど発表された。これによると、2015年までに青島全体でR&D(研究開発)に250億元が投入される予定で、これはGDPの2.5%に相当する。
予想されるパテントの年間申請数と取得数はそれぞれ2万件と1万件強で、そのうち発明特許の年間申請数と取得数はそれぞれ5000件と1000件強に達する。ハイテク産業の生産額は1兆元を上回って「十一・五」末時点の倍の規模となり、国有企業と一定規模以上の非国有企業を合わせた総生産額に占める割合は50%に達する。ハイテク・プロジェクト産業化基地の生産額は2500億元以上で、戦略的新興産業の生産額は300億元となり、科学技術進歩の経済発展への貢献率は60%に達するとされる。
具体的には、特に国家技術イノベーション・プロジェクトを強力に推し進めていく方針で、ハイレベルの国家独立科学研究機関、国家レベルのプロセス技術研究センター、国家重点実験室といったハイエンドのイノベーション・プラットホーム整備に力を注ぐ。また、業界基本ソフト、スマート交通、高速列車、新型ディスプレー、デジタル家電など50の産業技術イノベーション連盟を重点的に設立する。さらに、自主的創造体制のメカニズムを整備・促進し、重点的に300社のイノベーション新型企業の育成をサポートする。
また、重点的に新しい世代のインターネット技術開発組織を育成する。同時に、200名の博士学位を持つハイレベルの人材を登用し育成する。さらに、全力で青島ハイテクエリア整備を推進し、「十二・五」最終年には青島ハイテクエリアにおけるハイテク産業の生産額を1000億元とする。同時に、青島の産業発展戦略ニーズと国内外の最先端科学との結びつきを強化し、重点的に生命科学、情報科学、材料科学、エネルギー科学などの応用・基礎研究を発展させる。知的所有権の開発・取得で先行する企業を育成するプロジェクトスタートさせ、知的所有権の創造と運用能力を高め、その管理と保護を強めるとしている。(趙笛)
人民中国インターネット版 2011年4月21日
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