5月1日の労働節の前夜、『青の想い』は、全面的にレベルアップしたのち、オリンピックヨットセンター大劇場に再び戻ってきた。2年にわたるマーケットにおける挑戦と研磨により、『青の想い』新版は、2008年北京オリンピックの閉幕式の創作チームのスタッフが作り上げた都市をテーマとするパフォーマンスとして、演目の編成、役者たちの組み合わせ、技術的応用においても、ハードの投入具合、雰囲気をかもし出す舞台効果においても、観衆たちに対しさらに成熟した衝撃的な表現をもたらした。
ステージ上のパフォーマンスは、従来版と同じく4部に分かれる。それは、「金色情懐」「藍色浪漫」「紫気東来」「五彩青島」である。青島に遊びにきた一人の少年が人魚に邂逅し、その愛情物語がかつての作品と同じくその歌とダンスのテーマとなっている。だが、具体的な表現のうえで、数多くの変化がみられる。澄んだ青空、黄金の砂浜、焼けるような陽光、砂浜の上のファッショナブルな人々などを表現するダンスは、さらに華やぎ、テンポを増し、青島という若い都市のリズム感を伝える。新しく編成された『故郷、海よ』『漂う小瓶』『青島の夜の美』などの歌とダンスのパフォーマンスなどは、たおやかな美しさによって“海洋”というテーマを伝えている。ピエロがパフォーマンスする海底世界の段では、役者と観衆が互いに交流し、観客は青島の情熱と文化の魅力を味わう。砂浜、海洋、崂山、ビール、ヨットなどの青島の要素、および青島の代表的な都市のシンボルがすべてステージ上に現れ、観客にむけ、青島のもっとも美しい多面性を見せる。
『青い想い』はもっとも先進的なパフォーマンスの一つであり、世界的にみても先進的な音響、照明技術、およびスクリーンが使用された。今回は、ステージ上にさらに2幕の70平方メートルのLEDスクリーンが設置され、パフォーマンスのなかで、現在もっとも流行中の設備が使われている。LEDスクリーン上には、クリアな海底の実景が映され、ステージ上の役者と海底の生物の形をしたアニメが同時にダンスをし、現実と幻想が融合する。観衆たちはその境地に身を置くことにより『青い想い』の芸術的表現力を最大に感じる。(王娉)
人民中国インターネット版 2011年5月16日
|