文＝高原　写真＝馮進

3月10日、著名な地方劇役者の韓再芬、河南省農村映画上映員の郭建華、オペラ歌手の劉丹麗、四川省文化庁庁長鄭暁幸の４人の文化関係の全人代代表が、梅地亜センターで内外の記者の取材を受けた。

韓再芬、郭建華、劉丹麗、鄭暁幸の4人の文化関係の代表が「基層文化発展の促進」に関する問題について、内外記者の質問に回答した

4人の代表のなかでも、河南弁で話し、ときに諧謔詩が話のなかから飛び出す農村映画上映員の郭建華が、会場で一番人気のある代表であった。彼女は1974年から農村での映画上映の仕事についており、もう38年も続けている。中国の農民はどのような映画が好きかという記者の質問に、彼女は答えた。「農村でもっとも喜ばれるのは、彼らの実生活に近い劇映画や娯楽映画です。さらに、河南地方の戯曲映画なども喜ばれます。映画によっては、1つの県で2000回あまりも上映されることもあります。最近では、科学技術の発展にともない、人々はこうした映画と同時に科学教育映画を強烈に求めるようになりました。『食べ物にゃ事欠かないが、科学教育映画が見たい』という、はやり文句があるくらいです」

全人代代表、河南省開封県映画上映公司の社長郭建華は、一枚の写真を手に記者に語った。「私は1974年から農村映画上映の仕事をしていて、38年間続けてきました。当時映画上映の娘さんといわれていたのが、いまや映画上映のおばあちゃんです。むかしの私はまさにこの写真のようでした。いま、私をモデルにして映画を１本撮ろうとしている監督がいて、これは映画で私の役を演じる女優さんの写真です」

人民中国インターネット版　2012年3月12日