「平和と発展のための友好協力パートナーシップの構築に関する中日共同宣言」

1998年11月25日から30日まで、江沢民中華人民共和国主席は日本国を公式訪問した。これも中国国家主席の初めての日本訪問だ。11月26日、中日両国政府は「平和と発展のための友好協力パートナーシップの構築に関する中日共同宣言」を発表した。

宣言は以下のことを提起した。双方は、1972年9月29日に発表された「中華人民共和国政府と日本国政府の共同声明」及び1978年8月12日に署名された「中華人民共和国と日本国との間の平和友好条約」の諸原則の基礎の上に、両国間の人的往来を強化し、相互理解を増進し、相互信頼を強化する。国際政治・経済、地球規模の問題などの分野における協調と協力を強化し、世界の平和と発展ひいては人類の進歩という事業のために積極的な貢献を行っていく。

宣言の中で、中日双方は、毎年いずれか一方の国の指導者が相手国を訪問すること、北京と東京に両政府間のホットラインを設置すること、また、両国の各層、特に両国の未来の発展という重責を担う青少年の間における交流を、更に強化していくことを確認した。

宣言の発表は中日関係が新たな段階に入ったことを示した。

 

人民中国インターネット版

 

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