都市部貧困住民もカバー

 

沈暁寧=文 新華社=写真提供

経済が農村部に比べて発達している都市部では、大多数の住民が正業に就き、従業員基本養老保険に加入している。従って、社会養老保険制度の役割は、無職者にも保障を提供することだ。

「私でも気に入ったものを少しは買えるようになりましたよ」。杭州市上城区に住む凌碧雲さんは幼いころにかかった小児まひのために、働くことができない。これまで彼女は、歯ブラシを買うにしても、家族からお金をもらわなければならないので、日用必需品以外のものは遠慮して言い出せなかった。それが、社会養老保険制度が実施されてからは、杭州市街地の基本養老金の基準が月額90元と定められ、60歳以上の高齢者は直接受け取れるようになった。90元は多いとは言えないが、凌さんは経済的に少し独立した気持ちになった。

現在、浙江省で保険に加入している都市部・農村部の住民は合わせて140万人に達し、そのほとんどが家庭の経済条件が悪く、就業能力が低い貧困層だ。

浙江省人力資源・社会保障庁農村社会保険処の周堅副処長は「社会養老保険は無職の都市部住民に基本的な生活保障を提供するための『下支え』政策だ」と言う。周副処長は、この制度は都市と農村という2元構造を打破し、将来的にすべての人が同等の養老保障を受けられるようにする上で役立つものだ、と考えている。

 

 

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