北京城市学院語言学部旅行管理学 郭嘉欣

 

日本が大好き

いつのころから、日本に憧れるようになったのでしょうか。

中国人にとって、日本といえば、アニメのイメージが強いです。小学4年のとき、テレビで「タッチ」を見てから、アニメの世界に引き込まれました。日本語を学び始めたきっかけも、アニメソングを歌いたくて、50音を自分で勉強しました。アニメの中の世界は幻に見えますが、実際は現実からそんなに離れていません。だから、私は困っていることをよくアニメの中から解決の方法を見つけたりしています。

大学の専攻を選ぶとき、両親は金融関係の学科を勧めました。結局、両親の反対にもかかわらず、日本語学科を選びました。4年後の今、日本語を勉強したのは間違いないと思っています。勉強すればするほど、日本語及び日本文化に興味がわいてきます。大学の専科で日本語を3年間勉強しました。今は同じ学校の本科で旅行管理学を勉強しています。来年の卒業後は、日本に留学をして日本文化を学び、日本の生活を経験したいと願っています。

私が出会った日本人

私は恵まれているかもしれません。北京で日本語能力試験1級に合格できたのも、さまざまな日本人と出会い交流できたことと無関係ではないでしょう。私の出会った人は、語学留学生の他、雑誌の編集者、大企業の派遣留学生、大学教授、日本語教師などです。語学試験は聴解が一番難しいです。私は、日本のアニメや映画などを見る他、多くの日本人と日本語を話して交流をしました。買い物や食事、コンサートや漫画研究会に一緒に行ったり、中国語の家庭教師したり、万里の長城、天津旅行などの案内や雑誌の取材協力などをしました。どの方も親切で、いつも私に気を遣ってくれました。

交流と言えば、日本へ2回旅行をしました。どの場所もきれいで、出会った人はみんな親切でした。今年8月に行ったとき、浅草で道に迷ってしまいました。あるお姉さんが気付いてくれて、行きたかった店まで案内してくれました。また、新幹線で出会ったおじさんは、中国語でいろいろ日本について教えてくれました。旅行のたびにこうした感動があります。

もっと日本を知りたい

日本語を勉強することは、語学を学ぶだけではなく、伝統文化から先進的な科学まで勉強することだと思っています。もちろん、日本人の生活習慣、考え方を学ぶことも大切です。特に他人のために親切にする行為は、中国人は少ないです。ハード面では日本に追いついた中国ですが、マナーとか、道徳心などのソフト面では日本人から多く学ばなければならないと思っています。そして、これがこれからの私の勉強なのです。

 

 

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