株式会社CMC代表取締役 菊地原剛

 

私と中国人との出会い

私は国際結婚(中国ではない)をしていて、外国との交流には全然抵抗感はなかったのですが、中国の人と接触することもなく普通に生活をしていました。10年位前になりますが、ひょんなことから、高級食材でもある「ツバメの巣」を会社で扱うことになりました。

日本人でも「ツバメの巣」は高級食材ということも知っていて、またその「ツバメの巣」は中国で食されていることも知っています。当然仕事の相手も中国の方になります。最初は「ツバメの巣」は、中国料理店で販売されているので、相当調査をしまして、そこでわかったことは、ある程度高級な中華料理店でないと扱っていないということもわかりました。市場調査のおかげで、中国料理店の店主や料理長と仲良くすることが出来ました。

日本で特に有名なお店では、横浜にあるシュウマイで有名な崎陽軒というお店がありますが、ここの料理長と家も近く、とても懇意にしてもらったのが、最初の出会いでした。

中国本土との貿易・交流

「ツバメの巣」事業で、中国の方々と交流ができまして、食材とは違う事業で中国とのビジネスができないかと思い、いろいろ中国について勉強をして、仕事上でとても優秀な中国人との出会いがあり、そこから中国北京での仕事がスタートしました。

ただ、そう簡単にはビジネスはいかなかった。

今振り返ると、23回という回数でコンサルティングの仕事をしてきて、失敗をしてきました。私の仕事は基本的に、日本の企業を中国の会社にご紹介して、合弁会社の設立までのコンサルをしますが、いつも途中まではうまく行くのですが、私の勉強不足や言葉が理解できていなかったり、文化の違いで、最後までいけませんでした。

簡単にいかないことも自分自身理解していましたが、こんなに時間がかかると思いませんでした。

日本人ではなく中国人になること

今まで何度の失敗もしてきて、よくわかったことは、中国に行ったらやはりその国の習慣や文化に馴染むことが大事ということに気が付きました。

簡単に言えば、自分は中国人を知りその国を理解するということです。そうすることにより、私は現在行っているビジネス(鉛活性装置)は、成功しました。私は日本人ではありますが、中国を理解することで、中国とのお付き合いの仕方が見えてきます。そうすることにより、相手も私を理解してくれて、ビジネスや人間関係がうまく行くと思います。

現在は鉛バッテリーの活性装置の生産拠点(北京)の社長とは、とても良いお付き合いが出来ています。お互いに日本と中国を行き来しています。この商品でお互いの会社が発展して、世界中の方々が幸せになれるように、今は奮闘しています。

最後に、私は中国とのビジネスは、どこの国でも同じだと思いますが、その国の文化や習慣を尊重し、いつも尊敬の念でみることだと思います。そうすれば、きっと相手にも通じる物もあると思うので、お互いの国を尊重し合うことができたら、そこできっとビジネスは成功することでしょう!

私は、今後とも中国とは、仲良くビジネスと人間関係を築いて行きたいとおもいます。

 

 

人民中国インターネット版
 
 
 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850