千葉県東部海岸地帯の中央部に位置するいすみ市にある博物館。中日両国から麻雀ファンが訪れる。
麻雀雑誌により成功した出版社、竹書房の創始者である野口恭一郎氏が麻雀ファンに恩返しをしたいとの思いから、1999年、世界で初めて設立した。
その2年後、麻雀の発祥地とされる中国・寧波の「麻将起源地陳列館」が開館する際には全面的に協力し視察団を迎えたり、所蔵品約300点を寄贈したりした。
ラストエンペラーである溥儀が愛用した『皇帝御牌』の麻雀牌や2010年のNHK大河ドラマ『竜馬伝』でも使用された清朝末期の円卓麻雀卓をはじめ、3万点の文物のうち常時一万点を展示しており、そのほとんどが中国に由来している。
中国で行われる世界大会の日本代表選考に努めるなど、麻雀文化の研究、普及においても重要な発信基地となっている。 |