長年にわたって天津市は社会主義の核心的価値体系を基礎として、改革イノベーションを原動力に、人民民衆の精神文化需要の満足を目的として、全力を挙げて良好な文化を発展・繁栄させるという大きな問題に取り組んできた。絶えず文化的ソフトパワーを増強し、文化改革の発展を推進し明らかな成果を上げてきた。

文化情報ソースの共有、農村での映画上映プロジェクト、テレビ「村村通」（道路、電力、水道、電話、有線テレビ、インターネットを「村々」に「通じ」させることを目的とした国家プロジェクトで、2004年に発表）など文化の民生プロセスが明らかな成果を生み出している。また、天津西青区の楊柳青木版画博物館、天津音楽ホール、天津市文化センターなど多くの重点的文化施設を建設した。さらに、天津図書館のサービス範囲を末端まで延長した経験は、その後全国に普及している。

芸術創作の隆盛によって、多数の優秀作品の出現しており、これは文化の大いなる発展・繁栄をよく表している。同時に、文化に優れた都市の核心的内容でもある。このところ天津のすぐれた作品戦略によって、多くの優秀作品が世に送り出されている。テレビドラマでは『解放』『辛亥革命』など、映画では『兔の武勇伝』（日本でも2011中国映画週間で上映）、京劇では『媽祖』など、そして評劇（地方劇の１種）の『寄印伝奇』など230作以上が、精神文明建設５つの1プロジェクト賞（演劇、テレビドラマ、書籍、論文、映画の５つの分野で１作ずつの良い作品を選ぶ賞）、飛天賞（全国優秀テレビドラマ賞）、金鷹賞（テレビ芸術大賞）などの賞を獲得、各種公演は２万回以上を数えている。

天津は豊富な歴史・文化的資源を掘り起こし、文化面の新プロジェクト、良いプロジェクトを実施し、文化産業を基幹産業に育て上げるべく急いでいる。100以上の文化面の重点プロジェクトを推進している。そこには、国家漫画アニメ産業総合モデルパーク、中国天津３Ｄ映画・テレビクリエーティブパーク、国家映画・テレビ・ネット・アニメ漫画研究院など続々とやって来ている国家レベルのプロジェクトが含まれる。また、浜海高新区漫画アニメ産業基地など多くの文化産業集中エリアが建設されてきた。このように天津は、文化クリエーティブ、デジタル漫画アニメ、芸能娯楽、出版発行、テレビラジオ、文化観光などの部門で主に構成される文化産業体系を初期段階的に作り上げている。

また、天津は進んだ対外開放性と港湾を持つメリットを十分に生かし、対外文化交流のステージを建設し、積極的に天津文化を世界に向けて発信し、「感知天津」などの文化イベントブランドを打ちたてた、「中華文化inオーストラリア」「京劇芸術inヨーロッパ」や華夏未来児童芸術団の「世界をめぐる旅」など重要な文化交流イベントを行い、天津文化産品の影響力と競争力のレベルアップに効果を上げている。

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