天津保税区は1991年5月に成立し、国際貿易、物流、臨港加工業、商品展示即売という4つの機能を持つ。税関、外貨面での優遇政策を受ける天津浜海新区の重要な経済機能区であり、中国北方で最大規模の保税区である。浜海新区開発・開放の需要に対応するため、2002年にはさらに空港経済区を開発・建設し、政策機能を完備し、総合的優位さが際立つ開放エリアとなった。
長年にわたって、保税区、空港経済区は天津港と天津浜海国際空港に隣接する地理的優位性と政策機能を発揮して、中国北方の保税国際物流センターの建設、航空が主導する多元的に発展する総合的経済機能エリアの建設に努めている。
2011年の保税区では財政収入、工業総生産、輸出入総額などの経済指標の増加幅がおしなべて30%を上回っている。保税区の地区総生産は全市の7.8%を、外資の実行投資は全市の20%を、輸出入総額は全市の19%をそれぞれ占めている。全国13カ所の保税区のうち、天津港保税区の工業総生産、外資利用の実施、固定資産投資はいずれもトップとなっている。
保税区は「企業第一、サービス第一、効率第一」の理念を堅持し、ワンストップ式の審査とトータルなサービスを実施、高効率、低コスト、国際化投資環境を形作っている。長年にわたって念入りに育成し、すでに国内外の投資家が創業する発展の沃土となっており、多くの科学技術イノベーション、ヘッドクオーター・ビジネス、現代的商業関連のプロジェクトを誘致した。華大基因(ゲノム)、展訊通信(SPRD)、DELL交付中心(BPOセンター)などの建設がまず決定し、新たな集中と促進効果をもたらした。SM天津「浜海第一城」は、フランス式金融プロムナード湖浜プラザ、奥特莱斯(アウトレット)社と時尚舞台(ステージ)社の協力開発による「百万商圏」はその面積が100万平方メートル、投資総額は70億元弱で、2013年下半期には全面オープンの予定で、渤海沿岸に波及効果を与える超大型デスティネーション・スタイルのショッピングエリアとなる。
大型プロジェクト、優良プロジェクトの集中は、エリア経済の総量と産業構造のレベルアップを促進した。濃厚なビジネスの雰囲気が漂い、天津-北京エリアにサービスするデスティネーション・スタイルの消費商圏の建設が加速されている。
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