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臨港経済区――中国沿海の大型設備製造業基地

 

臨港経済区は海河の河口南の遠浅の砂浜で、北は天津港を隔て大沽沙航道と向き合い、南は南港工業区と軽紡経済区に隣接、西は計画中の浜海新区中部新城で、東は渤海に臨む。直接的経済後背地は天津、北京、華北地域と西北の10の省・自治区で、同時に東アジアを影響圏とする。臨港経済区の位置的条件は極めて恵まれており、交通至便、エリアは広大で、発達した陸海空の交通ネットワークを持つ。

臨港経済区は2010年12月10日に臨港工業区と臨港産業区が合併して成立した。造成された埋立地に形成された港湾、工業、ビジネス、住居、観光が一体となった海上工業ニュータウンで、国家循環型経済モデル区と浜海新区9大機能エリアの1つ。計画では総面積200平方キロ、中国北方における設備製造業が主導するエコ型臨港経済区という位置づけを持つ。

臨港の人々は常に「先頭を競い、誠実にウインウインを目指す」の開発理念を遵守し、循環型経済の科学的発展思想を堅持し、精衛填海、愚公山を移すの精神で、かつての荒涼としたアルカリ性土壌の浜辺を、現在のように投資を呼ぶホットな土地にしてきた。

開発・建設を経て、臨港経済区の埋め立て造成地はすでに113平方キロに迫り、浚渫(しゅんせつ)により10万トン級船舶の航路が確保され、1万トン級以上の停泊パースが20カ所を数え、誘致された1億元以上の投資プロジェクトは130件、誘致投資合意額は2000億元を上回っている。

現在、臨港経済区投資誘致プロジェクトではすでに、中国船舶重工業(CSIC)、天津新河船舶重工業などをリーダーとする造船・修理業のディレクトリーを形成しており、大型車両をリーダーとする軌道交通設備製造業ディレクトリー、華鋭風電(シノベル)、龍源電力(チャイナ・ロンユアン)などをリーダーとする風力・原子力発電製造業ディレクトリー、中国船舶重工業(CSIC)をリーダーとする海上プロジェクト設備製造業ディレクトリー、中国糧油(COFCO Biofuel)、京糧糧油をリーダーとする食用油産業ディレクトリー、天津大学浜海工業研究院、交通運輸部天津水運工程科学研究院などをリーダーとする研究機関ディレクトリーという6大産業ディレクトリーができている。

 

人民中国インターネット版

 

 

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